助成金を国家権力からのお恵みだなんて思ってません。ただ、人として、大人として、その態度は頂けないし恥ずかしいだろ、と思っただけなんです。
この方の言ってることの殆どが正しいし、私の思ってる事と殆ど同じなのです。
ただね、ちょっとそこは違うよねってのがここ。
>僕がネットでの反応をみていて、「わからんなあ」と思うのは、少なくない数の人が、公権力に対して盲従しない個人を叩く側にまわることなんですよね。
そういう人もいますが、根本はそこじゃない、もっとシンプルに「恩を仇で返す」態度が恥ずかしいと感じているんです。
>助成金は「少なくない金額」ではあるけれど、それだけで制作費を賄えるような額でもありません。
少ないかもしれないけど、お金を貰ってるんです。その組織団体に対してその態度は頂けないと感じているんです。
>ちなみに、『万引き家族』はヒットしているので、助成金は返還することになりそうです。
お金を借りてお金を稼げたから返す、だたそれだけであり、だからってあの態度でいい訳ではないですよね。
>助成金に関して是枝監督を批判するのであれば、「俺の税金でつまらない映画をつくるな」であるべきだと思うのです。
違います。つまらない映画になった責任を取るのは助成金を渡すと決定した文化庁です。そのお金でどのような映画を作ろうが関係ありません。
是枝監督が非難されているのは、単純に、お世話になった団体への態度が人として最低なだけです。
作品に罪はありません。スタッフに罪はありません。監督の業績に泥を塗ることもありません。
ただ、是枝監督って人が残念で恥ずかしい行為をしたってだけです。
彼の思想とか主義とか主張とかどうでもいいんです。
単純に人としてなってないと感じただけなんです。恥ずかしい人だと思っただけなんです。
是枝監督への批判をする人の感情が理解できたでしょうか。
勿論様々な意見があるとは思いますが、私はこのように感じております。