スーパーに車 1人重体9人重傷
10日夕方、群馬県渋川市のスーパーマーケットに乗用車が突っ込み、警察によりますと、これまでに十数人がけがをして、このうち1人が意識不明の重体になっているほか、9人が大けがだということです。
警察は、車を運転していた55歳の男を過失運転傷害の疑いでその場で逮捕し、事故の詳しい原因を調べています。
10日午後4時前、群馬県渋川市行幸田のスーパーマーケット「とりせん渋川店」に乗用車が突っ込んだと、消防に通報がありました。
警察によりますと、これまでに店内にいた客など十数人がけがをして、このうち1人が意識不明の重体になっているほか、9人が大けがだということです。
また、5人ほどが軽いけがをしているということです。
当時、乗用車は店の北側にある駐車場からスピードを落とさないまま突っ込み、買い物客らが次々にはねられたということです。
警察は、車を運転していた渋川市内に住む55歳の男を過失運転傷害の疑いでその場で逮捕し、事故の詳しい原因を調べています。
ツイッターに投稿された写真では、スーパーマーケットの店の出入り口が大きく壊れてガラスなどが散乱し、店内の奥まで黒い乗用車が進入して陳列棚に突っ込んでいる様子が確認できます。
事故があった時間帯にスーパーマーケットの駐車場に入った車のドライブレコーダーの映像では、黒い乗用車が駐車場から店の方向に向かって勢いよく突っ込んでいく様子が確認できます。
映像からは、乗用車のブレーキランプがついている様子は確認できず、減速せずに店にそのまま突っ込んだと見られます。
現場のスーパーの駐車場で事故を目撃した40代の男性は、「車がすごいスピードで目の前を走り、店の入り口付近に突っ込んでいった。中にいた人の悲鳴が聞こえた」と話していました。
また、20代の女性は「店の奥のほうにいた時に、ドカンと大きな音がしたので見に行ったら、人が倒れていた。自分も巻き込まれたかもしれないと思い、こわかった」と話していました。