がんによる突然変異をターゲットにした免疫細胞療法 5
ストーリー by headless
特定 部門より
特定 部門より
hylom 曰く、
免疫細胞の一種であるリンパ球を乳がんの患者から取り出し、がん細胞に反応するリンパ球の種類を特定した上で、その活性を維持する免疫チェックポイント阻害剤と共に体内に戻すという手法により、乳がんが完治したという研究結果が報告された(AFPBB Newsの記事、 Bloombergの記事、 論文アブストラクト、 ScienceDailyの記事)。
今回の研究で使われたのは、患者から採取した腫瘍浸潤リンパ球(tumor-infiltrating lymphocyte、TIL)を研究室で大量に培養して患者の体内に戻す、Adoptive Cell Transfer(ACT)という手法だ。この手法は悪性黒色腫(メラノーマ)の治療には有効とされていたが、胃がんや食道がん、卵巣がん、乳がんなどには効果が弱いとされていた。
がんに対する免疫療法のうち効果が明らかにされているものは限られており、今回のような免疫細胞療法についてはまだ安全性や有効性が確認されていないという。
従来のACTは特定のがん細胞に反応するTILを使用するというもので、体細胞の突然変異レベルが低いがんにはあまり効果がなかったという。今回の研究では患者の腫瘍組織と正常組織をDNA/RNAシーケンシングして比較することにより、突然変異した62種のタンパク質を特定。このうち4種の変異タンパク質に反応する複数のTILを実験により特定して使用したとのこと。現在、肝がんや大腸がんの患者にも同様の治療を試しているそうだ。がんの原因は突然変異であり、この突然変異をターゲットにすることで、効果的な治療が可能になるとのことだ。
フラグ立てとこ (スコア:0)
今年40歳になるんだけど、20代、30代の死因第一位は自殺だけど、40代の死因第一位は悪性新生物なんだよなあ。
そして80代まで悪性新生物が一位。
90代は心疾患が一位。
100代は老衰が一位。
そして10代前半は悪性新生物が一位で、10代後半は不慮の事故。
10代後に不慮の事故多いのは、バイク・車、一気飲み、スノボとかなんだろうか。
ところでガンって新生物なんだな。中二病的にいうと、俺の体に新生物が!
・・・もう誕生してたりして・・・。
Re: (スコア:0)
結構頻繁に発生してますよ
速攻免疫細胞にボコられてるけど…
しぶとく生き残って図々しく血管をひっぱりこみだしたらヤバイ
変異タンパク質に対応するリンパ球 (スコア:0)
今となっては、患者毎にDNAと腫瘍細胞のRNAをシーケンシングして比較するのはそんなに金が掛からないだろうけど
そこから変異タンパク質に対応するリンパ球を特定して培養して患者に投与するまでの費用が気になる。
機械化が出来てDNAのシーケンシングと同じくらいの費用で出きるのならともかく、物凄い費用がかかる場合、
仮に臨床試験をパスしても、適用出来るのは標準治療の治療成績が悪い患者に限定されるだろうし保険適用も微妙になるかも。
Re:変異タンパク質に対応するリンパ球 (スコア:1)
1ヶ月4,000万円でございます
https://www.mixonline.jp/Article/tabid/55/artid/60827/Default.aspx [mixonline.jp]
# CAR-T療法はACTの一種です
Re: (スコア:0)
まずリンパ球の特定は、主要周辺の組織液に少しは居るだろうから、その中で反応するのをスクリーニングするだけじゃない?
培養はいろいろなやり方があるが…