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福田、5号 今年初めての完璧です 82打席ぶり快音 バット投げも出た!!

2018年6月10日 紙面から

 ドンピシャリのタイミングでとらえると、バットは福田の手から自然と離れた。代名詞ともいえるバット投げがようやく飛び出した会心の一打。「打った瞬間、分かりました。完璧です。今年初めての感じです」。きれいな弧を描き、白球は左中間席へ吸い込まれた。

 6回、1死走者なし。2ボール1ストライクからのバンデンハークの147キロ真っすぐだった。

 「なかなか打球が上がっていなかったので、なんとか上げようと」。アーティストの狙いが5号ソロに結び付いた。5月15日の広島戦(ナゴヤドーム)以来21試合ぶり、82打席ぶりの快音だった。

 1、2打席目に凡退し、見た目では分からないレベルで打撃を修正した。「感覚に近いんですけど、アッパーアッパーだったのをダウンアッパーに変えるような感じですね。スイングの軌道は変わっているはずです」と言う。高度な修正能力を見せると、8回にはダメ押しの犠飛をきっちりと放った。

 ガルシア、ビシエドと並んだお立ち台では、「1打席目、2打席目でなかなか…やりました!」、「何とか上げようと思って…やりました!!」と前夜、高橋がヒーローインタビューで何度も絶叫した「やりました!」をパクリ、爆笑を誘った。「それはそっとしといてください」と狙いはけむに巻いたが、チームが乗ってきている証しだ。

 森監督は「周平には昨日(8日)期待していなかったと言ったけど、福田はああいうホームランを頭で描きながら見ている。久しぶりだな」と話した。一時は代打を送られ、スタメンを外されもした。「右肩が出るのが一番早い」と指揮官には苦言を呈されたこともあったが、この日は称賛の言葉をもらった。

 

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