まずは、小さい頃からデビューまでの流れを教えてください。 小さい頃から歌うことが大好きだったので、友達や家族とよくカラオケに行ってました。SPEEDさんが好きで、いつもお風呂で歌ってたんです。そしたら、お風呂の外からお父さんに「お腹から声を出せ」って言われたり（笑）。当時から、「歌手になりたい」という夢はあったけど、ボーカルスクールにも入ってなかったし、なかなか行動には移せなかったんです。それで、高校3年生の進路を決めなきゃいけない時期に、たまたま雑誌で『ハイスクール・プリンセス』というオーディションを見付けて、「これだ！」と思って応募したら、合格したんです。 私も、昔から歌ったり踊ったりするのが大好きで、安室奈美恵さんやビヨンセが好きでした。中学生の頃からボーカル&ダンススクールに通い始めて、日々レッスンに打ち込んでたんです。そしたら、先生がソニーのオーディションを見付けてきてくれて、応募したら合格して、デビュー出来たんです。 オーディションは緊張しました？ 初めてだったので凄く緊張して、何を着ていけば良いかも分からなくて。それで、女子高生のオーディションということで制服で行ったんですけど、見事に私だけでした（笑）。でも、自分を着飾るより、なるべく素の自分を出せるようにいつも着てる制服の方が安心出来ると思ったので、変に緊張はしなかったですね。

	初めて一人で新幹線に乗って東京に来たんですけど、緊張して道に迷いました（笑）。でも、会場に着いたら、オーディションに受けに来ている子達と仲良くなって、歌やダンスの話が出来て楽しかったです（笑）。 さすが合格者はキモが座っていますね（笑）。Hi-Prixというユニット名は、そのオーディション名から来ているんですか？ はい。“ハイスクール・プリンセスのグランプリ（GRAND PRIX）”で、略してHi-Prix（ハイプリ）なんです。でも、最後の“X（エックス）”は読まないでください。親にも“ハイプリックス”って言われるんですよ～（笑）。 初めの頃は、自分達でも“ハイプリックス”言ってたよね（笑）。くれぐれも“ハイプリ”なので、間違えないでください。 その後、二人でレッスンを始めて、大変なことも多かったと思いますが。 私は、ボイストレーニングもダンスも経験が無かったので、最初、ダンスレッスンの時にリズムも取れなくて、どうしようかと思いました。HINAは元々スクールに行ってたから、練習後にホテルに戻ってから携帯の着うた(R)を流して、教えてもらったりしました。今は、徐々に出来るようになってきましたね。私は、もう高校を卒業して東京に住んでるんですけど、新潟から通ってた頃も、好きなことをやっているので全然、苦じゃなかったです。 私はまだ高校生なので、神戸から東京に通ってるんです。大変だけど、楽しいです。二人でカラオケに行って、ソファーの上に乗って練習したこともあったよね（笑）。それに二人だと、一人ひとりの個性もあって支えられるし、力が合わさってHi-Prixって感じがします。 この二人だからこそ、頑張れるってとこはありますね。 一緒に過ごす中で、お互いをどんなタイプだと思いますか。 HINAは努力家で、年下なのに気を使ってくれたり、優しくて思いやりのある子だと思います。でも、ホント天然で（笑）。自分では「違う！」って言うけど（笑）。 天然じゃないねん。ただのアホやと思う（笑）。MIKIは、凄く大人でしっかりしてて、「年上だから」って面倒見てくれたり。悩みがある時は気付いてくれる、ホントお姉さんみたい。 そんなことないよ。友達の中だと甘える方だよ（笑）。 でも、そんなMIKIも、天然なとこがあるんですよ～（笑）。 二人のやり取りから、仲の良さを感じますね（笑）。では、両A面のデビューシングルの話に行きましょう。まず、「Wipe Out」は、60年代のサーフロックの名曲をモチーフにした、勢いの良いナンバーですね。 「夏らしいテーマの曲をやろう」ということで、スタッフの方とトラックを探してて、「一番、夏っぽいな」と思ってやることにしたんです。 デビューも夏だし、今年の夏のテーマソングになったら嬉しいなって。 歌詞の内容は、Hi-Prixの二人が、日本全国、世界中、宇宙を旅する内容になってて、すごく面白いです。一度聴いたら頭から離れないメロディだし、何回聴いても飽きないと思うなぁ。 振り付けも凄く可愛いので、みんなと一緒に踊りたいですね。 そして「太陽にほえろのテーマ～うちらいい感じ～」は、あの有名な刑事ドラマのテーマソングを使った、自己紹介的な内容の曲です。 デビュー曲なのでインパクトのある曲にしたかったのと、Hi-Prixのことを皆さんに知ってもらいたくて、自己紹介の内容にしたんです。 歌詞のアイディアを、自分達で箇条書きにしてプロデューサーさんにまとめてもらいました。 今の自分達の世代の話し言葉も入れたり、同世代に親しみ易い歌詞にしたいと思ったんです。「Wipe Out」とは、また違うHi-Prixが聴けますね。 歌もラップもあった、初レコーディングの感想は？ 難しかったです。早くて口がついていかなくて、「Wipe Out」の＜ブルバイバイバイ＞ってとこを何回も録り直したり。 歌の先生にも、「二人の息を合わせなきゃ」「同じリズムの取り方をしなさい」って言われて、何度もやりました。 カップリングの「恋愛の十ヶ条」は、同じレーベルのPOSSIBILITYさんのカバーなんです。私は、普段ゆっくり喋る方で早口言葉も苦手なので（笑）、ラップは沢山練習しました。その分、良い作品になって嬉しいですね。 あと、ミュージックビデオをグアムで撮ったんですよね。 「太陽にほえろのテーマ～うちらいい感じ～」をグアムで撮影したんですけど、暑かったです（笑）。 廃墟で、デカいサングラスをかけて銃を持って走り回ったり、ドアを蹴ったり。Hi-Prixならではの刑事を演じたんですよ。 勝手に自分達で、「ハイプリデカ、出動します！」って言ってました（笑）。ストーリーのある内容なんですが、演技も初めてだし、海外で撮るのも初だし、顔が必死だったよね。でも、自分達で言うのもなんですが、カッコ良いと思います（笑）。 あと、「Wipe Out」は日本のスタジオで撮りました。歌詞のように、色んなところを、自転車、イカダ、飛行機に乗ったり宇宙に行ったり。 動物や外国の人達も出てきて、みんなでワイワイしてる楽しい感じになってるので、どっちのミュージックビデオもチェックして欲しいです。 記念すべきデビューシングルを、どんな感じで楽しんでもらいたいですか。 「Wipe Out」は常夏ソングなので、カラオケで盛り上がる時に歌ってもらいたいし、「太陽にほえろのテーマ～うちらいい感じ～」では、Hi-Prixのことを知ってもらいたいです。ここから、Hi-Prixが広がっていったら良いなと思ってます。 では、話題を変えて、最近、興味のあることは？ （二人同時に）ブログです！ 最近始めたんです。早く私達のことを知ってもらいたくて、すごく更新してます。まだデビュー前なのに、コメントをもらって励まされたりしますね。 喋りたいこともいっぱいあるし、アクセス数を見ると嬉しくなって、どんどん更新しちゃうんです。 個人的に好きなものは何ですか。 服が大好きです。ブランドは、moussyとかラフな感じの服が好きで、109はチョコチョコ行ってますね。 私は映画が好きで、DVDを3～4本借りてもすぐ観ちゃうんです。音楽が好きなのでミュージカル系が好きで、『ドリームガールズ』『レント』『ハイスクール・ミュージカル』を観て、「出たい～！」って、また新しい夢が出来ました（笑）。あとは、韓国映画にすごく感動してハマって観るようになって…韓国映画にも出たいです（笑）。 （笑）。あと、好きな音楽は？ 最近、洋楽を聴くようになったんです。マライア・キャリーの「タッチ・マイ・ボディ」が好きで、二人とも着メロが一緒なんです（笑）。 洋楽が大好きで、小さい頃からお父さんの影響でカーペンターズやビージーズを聴いてて、今はビヨンセ、マライヤ・キャリーが好きですね。あと、60、70、80年代の音楽も好きです。今、何度も聴いてるのが、ベリンダ・カーライルの「ヘヴン・オン・アース」。今日も、東京に来る新幹線でず～っと聴いてたんです。いつかHi-Prixでやりたいって思いました（笑）。 じゃあ私は、Crystal Kayさんの「恋に落ちたら」を歌いたい！（笑） （笑）。では、これからHi-Prixは、どんなアーティストになっていきたいですか。 自分達で作詞作曲をしたり、歌もダンスも出来るアーティストになりたい！みんなに、「カッコ良い」って言ってもらいたいな。 Hi-Prixにしか出せない魅力のある曲を歌っていきたいですね。誰が聴いても、「Hi-Prixだ！」って分かってもらえるようになりたい。 あと、紅白歌合戦に出たいです。あと、24時間テレビに出て、最後に『サライ』を歌いたくて。 おぉー。じゃあ、マラソンはどうですか（笑）。 う～ん（笑）、二人で走ろうよ。 じゃあ、半分半分ね。でもゴールの時は？ 最後は二人で走ろうか（笑）。 あと、武道館でライヴをやりたいし、全国ツアーもしてみたい。 まだライヴをやったことがないので楽しみなんです。オープニングは『太陽にほえろ』で登場したら盛り上がると思うなぁ。 うん。ホント、夢が一杯あるのでこれから楽しみです！