イオンはプライベートブランド(PB)の新ジャンル「トップバリュ バーリアル」シリーズ3品をリニューアル。2018年6月5日から全国の「イオン」「イオンスタイル」「イオンスーパーセンター」「ダイエー」「マックスバリュ」「イオンリカー」「マルナカ」「KOHYO」など約3000店舗で順次、販売を開始した(「ミニストップ」「まいばすけっと」でも販売していく)。
「トップバリュ バーリアル」は10年6月に発売。当初から売れ行きは好調で、17年5月までのシリーズ累計販売本数は16億本(350ml換算)を超えた。これまで何回かリニューアルを重ね、17年6月には麦汁の比重を高めたり、ドイツ産ホップを使用したりするなどの改善が図られている。
キリンビール製になり、フレーバーとテイストが大きく改善
今回のリニューアルでは、製造委託先を韓国のビールメーカーからキリンビールの国内工場(岡山、神戸、横浜、取手)に変更。改善のポイントは、原料や酵母を見直し、キリンビールの熟練の仕込みと発酵技術によってすっきりとした「後味のよさ」と「キレ」「泡持ちのアップ」を実現、フレーバー、テイストを大きく改善した点にある。
製造を海外から国内へ変更したことで商品の輸送時間が短縮され、キリンビールの工程管理を活用することで高い品質と鮮度の商品を提供できるようにもなっている(パッケージもより色鮮やかなデザインになった)。
リニューアルした3商品は「トップバリュ バーリアル」(アルコール分5%)、「トップバリュ バーリアルリッチテイスト」(アルコール分6%)、「トップバリュ バーリアル糖質50%オフ」(アルコール分4%)。
価格は3商品とも従来品と同じで、350mlが1缶78円(税込84円、以下同)、6缶パック448円(483円)、1ケース24缶1780円(1922円)。500mlが1缶110円(税込118円)、6缶パック635円(685円)、1ケース24缶2530円(2732円)だ。
イオンリカー 神戸一明社長「記者の質問に答える」
旧品の約1.4倍、1700万ケースが目標
――新ジャンルの中で最安値の商品か。
神戸 最安値だと自負しています。トップバリュのコモディティ商品はまず価格がきます。ただ、今回のバーリアルは価格だけでなく、NBのナンバーワンに負けない品質で、その上で最安値を取っていく。これがトップバリュのベストプライスの考え方です。日常の必需品をしっかりと売場で販売することで、お客さまの信頼と来店頻度が一番上がる商売の根幹であると考えておりますので、オープニングプライスと合わせた品質に徹底的にこだわっていきます。
――初回出荷量はどのくらいか。
神戸 初回出荷量は捉えていません。イオングループ各社はフレーバー、テイスト含めてかなり共感していただいているので、出荷は大幅に伸びる予定です。初年度、旧品の1.4倍くらいの1700万ケースを目標にしています。昨日と一昨日、(テスト販売で)店頭に並べましたが、30ケースほど売れた店もあるほど好評です。
――1700万ケースはNBと比べるとどのレベルか。
神戸 イオンリテールのグループ内では相当上位に入ります。トップバリュの核単品の中ではベスト5に入りますが、チェーン全体のPOS上ではまだまだ番外の数字。上位に食い込めるよう、今後、努力していきたいと考えています。
――350ml缶と500ml缶の売上比率の予想は。
神戸 私どもの小売店はケース販売数が一番高い。缶酎ハイにしても、6缶、24缶の販売率が極めて高いのがイオンリテールの売場。バーリアルはお買い得価格であることと、共働き世代の週末のまとめ買いが多いということで、ケースの販売量が多いと見込まれます。