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ガルシア、今季2度目の完封 竜3連勝 交流戦初勝ち越し

2018年6月10日 紙面から

中日-ソフトバンク 今季2度目の完封勝利を挙げ、大喜びのガルシア=ナゴヤドームで(中嶋大撮影)

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 昨季の日本一チームを投打で圧倒した。9日の日本生命セ・パ交流戦ソフトバンク戦(ナゴヤドーム)、中日は3-0で快勝。オネルキ・ガルシア投手(28)が今季2度目の完封で、ソフトバンクに今季56試合目で初の零封負けを食らわせ、防御率リーグトップに躍り出た。打っては、ダヤン・ビシエド内野手(29)が先制適時打、福田永将内野手(29)が中押しの一発、トドメの犠飛と2打点を記録。これで3連勝で借金は3、待望の5割ラインが見えてきた。

 この日の最速150キロストレートが、インコースにズドン。柳田の見逃し三振で、来日2度目の完封劇を締めると、ガルシアは満面の笑みで、女房役の大野奨をがっちりハグした。防御率1・96は12球団トップに返り咲き「そうなの? びっくり。でも、個人の成績よりチームに白星を付けることが一番」と、リーグ2位タイとなる7勝目の方を喜んだ。

 今季2完封は、12球団最多タイで、セでは巨人・菅野に次ぐ2人目。中日の外国人投手では2010年のチェン以来で、2リーグ分裂後の来日1年目に限れば1991年のアンダーソン以来27年ぶり2人目の快挙となる。

 大野奨は「きょうは真っすぐが強かったし、最後まで力もあった。前回は初めてのマウンドに苦労していたが、きょうは慣れたナゴヤドームで簡単にストライクが取れた」と証言。特に最も警戒していた4番・柳田には、初回からストレート主体で押していき、見逃し三振2つ、二ゴロ2つと仕事をさせなかった。

 三塁を踏ませたのも6回の1死三塁の一度だけ。続く中村晃を投ゴロに仕留め、本塁へトス。ピンチの芽を自ら摘んだ。

 来日1年目から活躍している陰には、同じ亡命キューバ人のビシエドの存在が大きい。「沖縄キャンプの時から、日本で活躍するためのアドバイスをいろいろもらった。コントロールを良くすること、ストライクゾーンで勝負するだけじゃやられるので、自分でコントロールしたボール球を投げることも必要だと教わった」。来日3年目で結果を残している兄貴分の経験談を、素直に受け入れる柔軟性もある。

 

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