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2018/06/08 18:40
記録的イカ不漁 人気天ぷら店の名物消える 「ショックです」 “1日400キロ”が製造中止に 福岡県
記録的な不漁が続いているスルメイカ。
その影響が福岡を代表する天ぷら店を直撃しています。
【来店客】
「いやぁショックですよね」
「楽しみが半減したな、というのはあります」
昼のピーク時を過ぎても賑わう店内。
訪れた人たちが嘆くその訳は…
【記者リポート】
「この店の売りである様々な種類の食べ放題のお総菜。中でも一番人気のイカの塩辛が店から姿を消してしまったんです」
福岡市を中心に展開するてんぷら専門店「ひらお」。
この店を人気店に押し上げた名物が「イカの塩辛」です。
塩辛は県内の全5店舗で1日に400キロを消費するほどの人気商品ですが、いま提供出来ない状況に追い込まれています。
【有限会社ひらお 青柳正典社長】
「去年、おととしからイカの量が減りましたよね。数が集まらないんです。サイズもバラバラで。同じ物を出せない限り製造を中止しますと」
塩辛の原料となるスルメイカは、海水温上昇が原因で2016年記録的な不漁が続いていて、農林水産省によりますと漁獲量は10年前の半分近くまで減少しているということです。
産地や大きさだけはなく、厚みにまでこだわってきた「ひらお」では、この不漁で良質なイカを大量に仕入れることが出来ず、味が落ちてしまうことから製造を中止しました。
天ぷらとして使用しているイカは種類が違うため提供を続けていますが、塩辛の提供は6月6日から店内での無料サービスはもちろん、販売も中止しています。
【有限会社ひらお 青柳正典社長】
「数がない時は店売りを止めてまでサービスをやってきたんですけど、どうしてもこの味を維持できないなら止めるしかないと。長年やってきた塩辛がないとかなり厳しいですね」
人気店を襲ったスルメイカの不漁。
店の「名物」がいつ戻るのか、塩辛製造のメドは現在も立っていないということです。
その影響が福岡を代表する天ぷら店を直撃しています。
【来店客】
「いやぁショックですよね」
「楽しみが半減したな、というのはあります」
昼のピーク時を過ぎても賑わう店内。
訪れた人たちが嘆くその訳は…
【記者リポート】
「この店の売りである様々な種類の食べ放題のお総菜。中でも一番人気のイカの塩辛が店から姿を消してしまったんです」
福岡市を中心に展開するてんぷら専門店「ひらお」。
この店を人気店に押し上げた名物が「イカの塩辛」です。
塩辛は県内の全5店舗で1日に400キロを消費するほどの人気商品ですが、いま提供出来ない状況に追い込まれています。
【有限会社ひらお 青柳正典社長】
「去年、おととしからイカの量が減りましたよね。数が集まらないんです。サイズもバラバラで。同じ物を出せない限り製造を中止しますと」
塩辛の原料となるスルメイカは、海水温上昇が原因で2016年記録的な不漁が続いていて、農林水産省によりますと漁獲量は10年前の半分近くまで減少しているということです。
産地や大きさだけはなく、厚みにまでこだわってきた「ひらお」では、この不漁で良質なイカを大量に仕入れることが出来ず、味が落ちてしまうことから製造を中止しました。
天ぷらとして使用しているイカは種類が違うため提供を続けていますが、塩辛の提供は6月6日から店内での無料サービスはもちろん、販売も中止しています。
【有限会社ひらお 青柳正典社長】
「数がない時は店売りを止めてまでサービスをやってきたんですけど、どうしてもこの味を維持できないなら止めるしかないと。長年やってきた塩辛がないとかなり厳しいですね」
人気店を襲ったスルメイカの不漁。
店の「名物」がいつ戻るのか、塩辛製造のメドは現在も立っていないということです。