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【競馬・ボート・競輪】

[ボート]吉川、GIで17度目V 福岡チャンピオンC

2018年6月8日 紙面から

福岡周年のチャンピオンベルトを掲げる吉川元浩(左)と、プレゼンターの元WBC世界バンタム級チャンピオン山中慎介さん=福岡で

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 福岡県・福岡ボートの開設65周年記念GI「福岡チャンピオンカップ」は7日、最終日の12Rで優勝戦が行われ、5号艇の吉川元浩(45)=兵庫=が5コースからコンマ07のSで展開をとらえるまくり差しを決め、2016年2月・近畿地区選手権以来となるGI通算17回目の優勝を達成。賞金900万円を獲得した。2着は道中で中野次郎と毒島誠に競り勝った山田康二、人気を集めた1号艇の毒島は3着に敗れた。

 思い描く最高の展開が目の前にあった。イン毒島と4カドの岩瀬がやり合う展開。「優勝するにはあれしかないと思っていた」と吉川が絶妙な読みとハンドルワークで切り抜けた。

 もちろん、“ラッキー”だけが勝因ではない。当地は1月のバトルトーナメントを皮切りに今年3度目の参戦。「いっぱい走らせてもらえたおかげで、調整は手の内に入れていた」。選考順位1位で出場した前回のマスターズチャンピオンで、予選19位敗退という悔しさも力に変えた。

 このVで獲得賞金ランキングは4位に浮上。「グランプリに向けて、もっともっと頑張りますよ」。マスターズ世代になっても強さは不変だ。表彰式のプレゼンターを務めた元WBCバンタム級チャンプの山中慎介さんに心酔しているという吉川。“神の左”から注入されたエネルギーを武器に、2度目の黄金のヘルメット取りへ突き進む。

 

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