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【ゴルフ】

小滝デビューVあるぞ 黄金世代19歳2位浮上

2018年6月9日 紙面から

第2日、17番でバーディーパットを放つ小滝水音=兵庫県六甲国際GCで(神代雅夫撮影)

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◇宮里藍サントリーレディス<第2日>

 ▽8日、神戸市北区・六甲国際GC(6525ヤード、パー72)▽雨、23.2度、西1.7メートル▽賞金総額1億円、優勝1800万円▽120選手(うちアマ12人)▽観衆4020人

 マンデー予選を通過し、これがレギュラーツアーデビュー戦。昨年のプロテストに合格した黄金世代の1人、小滝水音(19)=静ヒルズCC=が6バーディー、ノーボギーの66とスコアを伸ばし、通算11アンダーで首位と2打差の2位に浮上した。畑岡奈紗(19)=森ビル=と同郷の茨城県出身。得意のパットでアン・ソンジュ以来、史上2人目の初戦Vを目指す。13アンダーの首位は森田遥(21)。3位に前週優勝の大山志保(41)=大和ハウス工業=と比嘉真美子(24)=TOYOTIRES=が続いている。

 顔のにやけをこらえるように、小滝がインタビュールームの席についた。4日のマンデー予選で最後の1枠に滑り込み、初めてのレギュラーツアー出場。昨年のプロテストに合格した19歳が初日67、この日66と36ホールボギーなしで優勝を狙える位置につけた。

 午前スタートだったため、自身のホールアウト時点では単独首位。「リーダーズボードの一番上に名前があるうちに写真撮りたいです。記念に」と無邪気にスマホ撮影までしていたルーキーだが、プレーのほうはすごかった。

 3番で4メートル、4番で5メートルを沈めると、6番で3メートル、8番でも5メートルのバーディーパットを次々に決めた。後半も、11番ではグリーン右奥カラーからの10メートルをドスン。

 「得意なのはパッティングです。打ち方が独特なので、それで名前を覚えてもらえたらうれしい」。スタンス幅は“超ワイド”で85センチほど。クロスハンドグリップで、強気のタッチが身上だ。

 米ツアーで戦う同学年の畑岡とは「ゴルフだけじゃなく、中学時代に陸上競技の大会でも会ったことがある」という間柄だ。この日の取材にはきれいな標準語で対応していたが、「ちょっと気を抜いたら茨城弁すごいです。奈紗ちゃんと話すと…出ますね」と肩をすくめる。

 中嶋常幸が主宰するトミーアカデミー1期生の1人でもある。「中嶋プロからは、パッティングスタイルとか個性をなくさず頑張れと言われてます」。黄金世代からまた一人、強烈キャラが登場だ。 (月橋文美)

 

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