鈴木敏夫プロデューサー:大ファン!中日の松坂投手らにオリジナルTシャツ贈る 「言葉の魔法展」開催記念で
アニメスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーの軌跡をたどる展覧会「スタジオジブリ 鈴木敏夫 言葉の魔法展」が、23日から名古屋市の松坂屋美術館(同市中区)で開催されるのを前に8日、鈴木プロデューサーの手書きの文字がプリントされたオリジナルTシャツが、中日ドラゴンズの松坂大輔投手、福田永将(のぶまさ)選手会長、京田陽太選手に贈られた。
鈴木プロデューサーは同市出身で、大のドラゴンズファン。22日にはナゴヤドーム(同市東区)で試合を観戦する予定だという。Tシャツの贈呈は「言葉の魔法展」の開催を記念したもので、同展覧会でもドラゴンズに関連する展示が行われる。鈴木プロデューサーが今シーズン、特に活躍を期待しているという福田選手らに贈られた。
この日、同市内で贈呈式が行われ、福田選手が出席。福田選手はジブリ作品では「となりのトトロ」がお気に入りだといい、鈴木プロデューサーの文字で「真面目に絵を描くフルスイングの選手会長」と記されたTシャツを受け取ると「本当うれしいです! 僕でいいのかな?」と謙遜しながらも満面の笑みを見せていた。松坂投手のTシャツには「九十九ダメでも最後にひとつ輝く男」、京田選手には「獲物を射よ 全身バネのスピードスター」と記されている。
展覧会は、ジブリ作品の資料とともに、鈴木プロデューサーの手書きによる題字、キャッチコピー、キャラクターデザイン、幼少期の制作物から最近の映画寸評までを一挙に紹介する。「千と千尋の神隠し」の湯屋の精密模型、鈴木プロデューサーの頭の中をイメージしたドームなども展示される。名古屋では、鈴木プロデューサーがアニメーション雑誌「アニメージュ」(徳間書店)の編集者時代の仕事にも焦点を当て、編集長を務めた時代の同誌を閲覧できるほか、影響を受けた文学、マンガ、映画、人々も紹介。23日~7月16日。会期中無休。一般1200円、中高生800円、小学生600円。