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社会

御嶽山噴火時の119番音声データ開示 不明男性家族に

 2014年9月の御嶽山噴火で行方不明になっている愛知県碧南市の大図和彦さん=当時(49)=の弟純司さん(50)は8日、和彦さんが噴火直後に119番した音声記録が長野県の木曽広域連合から開示されたことを明らかにし、「正直ほっとしている。開示されたことをうれしく思う」とコメントを発表した。

 純司さんら家族は15年7月から3回、音声記録を開示するよう広域連合に求めたが、本人ではないことを理由に非開示にされた。家族は今年2月、開示を求める署名4100人分を提出。広域連合が情報公開・個人情報保護条例を改正し、今月1日から家族の請求でも開示できるようにした。

 純司さんはコメントで「どうしてもっと早くに内容だけでも教えてもらうことができなかったのか」と憤りも記した。「データには間違いなく本人のものだと確認できる箇所がある」と明かしたが、具体的な内容は記さず、「気持ちの整理がつかない部分もあります。落ち着いたら近日中にも会見を開いて気持ちをお伝えしたい」としている。

(中日新聞)

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