メタディスクリプションの効果をパチンコ・パチスロメーカー藤商事の機種サイト事例から検討する【SEO】
上記画像は、藤商事から出ている「CR 地獄少女宵伽」の蝶ギミック。
私の好きな台の一つであり、日頃から打ち込んでいる台です。
私は現在やっている仕事の関係でパチンコ・パチスロ機の公式ページを見る機会があるのですが、どうしても物申さずにいられないことがあって本記事を記しました。
具体的には「メタディスクリプションを軽視するな」という話です。
本記事では藤商事を具体例として採り上げます。
私が述べたい事項の良い例・一般的な例・悪い例、それぞれのケースが混在する社だからです。
また私が「藤商事LOVE」なのもあります。
批判部分は「愛情ゆえ」と受け取っていただきたいところです。
一般的なブログ運営者にとっても、メタディスクリプションを知ることのできる記事になろうかと思います。
ただし「お前は入れてないじゃないか!」というつっこみは無しの方向で。
本記事の著者について
本記事を書くにあたって、私が現在某ホールチェーンにおいて宣伝・マーケティング担当を務めていることを記しておきます。
ホール関係者であることを明かしておかないと意味のない記事ですので。
メタディスクリプション(meta description)とは?
メタディスクリプションとはメタタグの一つで、当該サイトやページの説明文を検索結果に表示させるものです。
藤商事公式ページの検索結果表示を見てみましょう。
メタディスクリプションは、現在のGoogeにおいて、検索順位向上の効果はほぼありません。
SEO上の効果は見やすくすることによってクリック率を向上させることです。
パチンコ・パチスロページにおけるメタディスクリプションの効果
だったら公式ページの場合は「最初からそれを求めて検索する人が多いから、メタディスクリプションはどうでもいいのではないか?」と反論する方もいるかもしれません。
実はそうでもありません。
単に機種名で検索した場合、攻略サイト(それもアフィリエイト目的の攻略誌パクりサイト)が上位に出てしまって、公式サイトが埋もれてしまうことが多々あります。
こうしたとき、サイト説明の見やすさは威力を発揮します。
またパチンコ・パチスロメーカーの場合はSEO上の効果とは別の問題があります。
それは、
検索する人の大半は、ホール関係者や打ち手が大半でしょう。
彼らにメッセージがどう伝わるかは、メーカーにとって大きな関心事じゃないかと思われます。
藤商事に見る好例と悪例
多くのメーカーでは「○○(機種名)の公式機種サイトです」が一般的です。
可も無く不可も無く、よく言えば必要十分。
まずこれを踏まえた上で、藤商事における好例・凡例・悪例を述べてみます。
好例:「CR地獄少女宵伽」
地獄少女シリーズの集大成!コンテンツ、役物、演出、ゲーム性、スペック、全てを極限まで高めた至極の地獄少女・・・ついに完結!
短文ですが、これでもかという売り込み。
メーカーの気合が感じ取れます。
打ってみても作り込んでいるのわかりますし、面白い。
実際、ホールの台選定担当に増台を進言しました。
残念ながら市場で成功したとは言えない状況ですが、その理由は、
- ホールがガチガチにせざるをえない甘すぎるスペック
- 納入台数によるホール設置日の差別
普通のスペックで普通に売ればヒットしたと今でも確信しています。
凡例 パチスロ 地獄少女 宵伽
「パチスロ 地獄少女 宵伽」登場!
これが一般的なメタディスクリプションです。
でも……もったいない。
このパチスロ地獄少女宵伽、2017年の台ではホール・客の双方から好評価だった台。
私が客として行きつけのホールでは、この度増台してシマ設置したほどです。
あっさりとなった背景には前作がこけたのがあったのかなと思ったり。
あの地獄少女がパチスロで登場。幻想的で刺激的な地獄少女ワールドがあなたの怨み、晴らします。
前作のメタディスクリプションですが、このくらいの工夫は欲しいところ。
開発台に当たり外れはあって当たり前。
常に自信を持って台を紹介していただきたいです。
悪例:FAIRY TAIL
「藤商事 FAIRY TAIL」で検索した結果が、こちら。
パチンコもパチスロもメタディスクリプションを設定していません。
(3つ目は記事本文が作品紹介のため、きれいな抜粋になっているだけです)
同じメーカーなのに地獄少女シリーズと異なるのは、開発チームが違うからなのかなと思うのですが。
設定していない時点で何だか……と思うのに、設定してるシリーズとそうでないシリーズが混在していると余計に悪印象です。
FAIRY TAILは、パチンコ・パチスロとも決して手抜きではありません。
特にパチスロの方は5.9号機の中でも評判がいいです。
それなのにメタディスクリプション一つでやる気のなさを感じさせてしまう。
本当にもったいないと思います。
まとめ
以上の話は藤商事に限ったことではありません。
他のメーカーでも散見する話です。
サイトそのものではないので軽視されがちなメタディスクリプション。
しかし書き方一つで、あるいは書くか書かないかで、かなり異なる印象を与えます。
大体、顧客(打ち手・ホール双方)に訴求する場があるのに活用しないのはもったいないです。
事例で見た通り、設定して工夫を凝らすことで顧客への有効なメッセージになります。
もしパチンコ・パチスロメーカーのSEO・マーケティング担当者の方で本記事を御覧になりましたら。
これを機会にメタディスクリプションを活用してみませんか?
こめんと