きっと僕は……

こんにちは。

ナインです。

早速ですが、本の紹介をしていこうと思います。

記念すべき一冊目は、著者「住野よる」さんの

 

『君の膵臓を食べたい』

 

です。

昨年浜辺美波さんと北村匠海さんが主演で実写映画化された作品ですね。

今年の9月にはアニメ映画が公開することも決まっています。

コミカライズ版も<上巻・下巻>と発売されています。

あらすじ

 偶然、僕が病院で拾った1冊の文庫本。タイトルは「共病文庫」。

それはクラスメイトである山内桜良が綴っていた、秘密の日記帳だった。

そこには、彼女の余命が膵臓の病気により、もういくばくもないと書かれていて――。

感想

簡単に言い表せない関係とは、きっとこういうことなのだろう。

羨ましくもあり、どこか寂しく、そして虚しくもある。

「僕」が本当になりたかったもの、皮肉にもそれは「僕」とは真逆のものだった。

そのことに気づくのがもう少し早ければ…などと思ってもしかたがないことだとはわかってはいるが…

読み進めていくうちに「僕」に対してひとつ気づくことがあると思う。

その気づきはきっと正しく、そのことを頭の隅におきながら読んでいくと面白いかもしれない。

 

この作品には前述のとおりコミカライズ版もあるのだが、そちらと比べるのも面白いと思う。

作中、「僕」たちが新幹線に乗って遠いところまで行くシーンがある。

小説では行った場所をほのめかすような描写やモノがでてくる程度なのだが、コミカライズではガッツリと描かれている。(具体的には駅名や食べたものなど)

小説では心理描写を楽しみ、コミカライズでは情景描写を楽しむことができると思う。

加えて、小説にしかない細かい描写などがある。

そのため、私としては小説もコミカライズも両方読むことをオススメする。

 

実写映画は話の構成が全く違っている。

観るさいはそういうものだと割り切って観るのがいいと思う。

おわりに

初めての紹介となりましたがいかがだったでしょうか?

ぜひ『君の膵臓を食べたい』をお手に取ってみてください。

 

 最後までお読みくださりありがとうございます。

君の膵臓をたべたい
君の膵臓をたべたい
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住野 よる
双葉社
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