次々に変わる理由…
報告(1)に続いて、テクロス第1回団体交渉の報告(2)です。
次に会社が理由にしてきたのは、組合員が基本給の減額に応じなかったということでした。ところが、賞与減額前にはそもそも説明がなく、減額後の説明でもスキル不足やミスのことは言われましたが、基本給の減額の問題やほかの社員とのトラブルの問題には言及がありませんした。そのことを追及すると、それらは賞与減額の理由から外されました。再三理由が変わるので、組合として確認したところ最終的に会社説明は ①スキル不足によるミスの不改善 ②給与減額に応じなかった ということに落ち着きました。
組合は ①については次回再検証するとして ②は給与減額の代替措置として賞与の減額が行われており、これは労働条件の一方的な不利益変更であることを指摘しました。会社側はゲーム業界の情勢から賞与の増減が大きいことや貢献度に応じた賞与の格差をつけることが必要である旨を主張しましたが、組合としてはそれにしても賞与1万円は金額が低すぎ、社会相当性に反すること、また、組合員の賞与に表れているものは「頑張った人に相応の待遇」といったものではなく、懲罰的な意味合いが強い、これではむしろやる気をなくすと指摘しました。これについて会社からの反論はありませんでした。(次回に続く)