コシアブラとタラノメ出荷制限

群馬県内の広い範囲で山などに自生しているコシアブラとタラノメから国の基準値を超える放射性物質が検出され、国が7日、出荷制限を指示したことを受けて、県は15の市町村に対して、対象の山菜を出荷しないよう求めました。

先月までに県が全域で行った検査で、山などに自生しているコシアブラとタラノメから国の基準値を超える放射性物質が検出され、県は13の市町村に対してコシアブラの出荷を、7の市町村に対してタラノメの出荷を自粛するよう要請していました。
基準を超える放射性物質の検出が広域に及んでいることから、国は7日、出荷制限を指示し、県はこれらの市町村に対して、それぞれコシアブラやタラノメを出荷しないよう改めて求めました。
また、JAや直売所などに対して、制限区域内のコシアブラやタラノメを取り扱わないよう求めるとともに、ネット上で販売されていないかを確認することにしています。
出荷制限となったのは、タラノメが、前橋市と高崎市、沼田市、渋川市、中之条町のそれぞれ一部の地域と、吉岡町、川場村の全域です。
また、コシアブラは、前橋市、渋川市、藤岡市、みどり市のそれぞれ一部の地域と、沼田市、下仁田町、中之条町、長野原町、嬬恋村、草津町、片品村、川場村、それにみなかみ町の全域です。