リケーブル編

"周波数特性で見る"イヤホン特集!

リケーブル編

リケーブル (英・re-cable) とは、オーディオ機器のうち、ヘッドフォン・イヤフォンにおいて、音質改善効果を狙って、
元から付いているケーブルを取り外して別のケーブルに取り替えることをいう。
素材には銅や銀が用いられ、純度を高めることによって一般的に音質を向上させる目的がある。
また、バランス接続に対応したDAPの増加に伴って、プラグが対応するDAP用に作られたケーブルも増加している。
リケーブル編では、SHURE SE215を基準に2機種のケーブルに変えた際の変化を見ていこう。

リケーブル編

リケーブル(英・re-cable)とは、
オーディオ機器のうち、
ヘッドフォン・イヤフォンにおいて、
音質改善効果を狙って、
元から付いているケーブルを
取り外して別のケーブルに取り替えることをいう。
素材には銅や銀が用いられ、
純度を高めることによって
一般的に音質を向上させる目的がある。
また、バランス接続に対応したDAPの増加に伴って、
プラグが対応するDAP用に
作られたケーブルも増加している。
リケーブル編では、SHURE SE215を基準に
2機種のケーブルに変えた際の変化を見ていこう。

リケーブルre-cable

    • Beat AudioEmerald - MMCX - 3.5mm BEA-3553

      価格¥73,760-

    • 考察

      リケーブル市場において圧倒的な知名度と人気を得ているBeat Audio。異なる素材を組み合わせ上手く調和させるという手法に長ける同社から2016年の年末に登場したEmeraldは、銀と銅を圧縮させ独自の線材を作り出す、他に類を見ない製造法で作られている。私としても他のケーブルでは得られない体験として感動を覚えた記憶がある。周波数を見ていくと6kHzを境に緩やかでフラットなグラフに。シンバルのアタック感を抑え輪郭をくっきりとしつつ重心を中心に寄せていると見える。

    • EFFECT AUDIOHorus/4wire

      価格¥144,000-

    • 考察

      ハイエンドリケーブル市場においてBeat Audioと人気を二分しているといえるのが Effect Audio。高品質な素材ながらも編み方へのこだわりが強く取り回しの良さには定評があります。豊富な線材を取り揃えており、スタンダードなラインアップに加え、『HERITAGE SERIES』と称し未踏の領域へと挑戦も行っている。そんな同社の中でも頂点に存在する『Horus』だが、不可思議なことに前述のEmeraldとも非常に似た傾向となっている。大きな変化は20kHz手前に10dBほど差があるのみだった。細かな部分が2~3dB異なるところはあり、そういったところが細かな変化に繋がっているのではないだろうか。