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竜、今季初サヨナラ 最大5点差ひっくり返した

2018年6月8日 紙面から

中日-ロッテ 10回裏、サヨナラ勝ちに喜ぶドラゴンズナインとファン=ナゴヤドームで(中嶋大撮影)

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 驚異的な粘りが、今季初のサヨナラ勝ちに結びついた。中日は7日、日本生命セ・パ交流戦のロッテ戦(ナゴヤドーム)で序盤に5点リードされながら、ジワジワと追い上げ9回2死から、武山真吾捕手(33)が2点適時二塁打を放ち同点。延長10回、敵失を誘い9-8でサヨナラ勝ちした。

 追いついた。追い越した。最後は歓喜。同点の10回だ。2死一、二塁から平田が遊撃内野安打。二塁への送球がそれる間に二塁走者の京田が頭から本塁を奪った。5点差を逆転。同一カード3連敗を総力戦で阻止する今季初のサヨナラ勝ちだ。

 ナゴヤドームが興奮にわく。森監督の声もかすれる。「3連敗しなくて良かった。選手は諦めずに勝ってくれた。オレの方が早く諦めていたけど。選手に感謝ですね」

 毎回の16安打。1点、また1点。少しずつ差を詰めた。救援陣の失点で再び差が開く。2点を追う9回に起死回生の一打が飛び出した。2死一、三塁。打席には途中出場の武山だ。松井雅、大野奨にも反撃の過程で代打を送っていた。もう代わりはいない。

 指揮官が自省を込めて振り返る。「私が我慢しきれず、いろんな動きをしてしまった。全部出し切ってしまえ、と」。ひょうたんから駒。“最後の捕手”の武山がロッテの守護神から中越えの同点二塁打。「抜けてくれ~って思っていました」。汗びっしょりのヒーローはお立ち台で自らがもぎとった白星の味をかみしめた。

 

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