はじめに導入したい!WordPressのおすすめプラグイン18選!









「WordPressを使い始めたけど、プラグインがありすぎてどれを使えばいいかわからない・・」
「結局自分のサイトに合ったプラグインはどれ・・・?」

WordPressは、誰でも簡単にブログやサイトが作れてしまうCMS(Content Management Systemの略:コンテンツ管理システム)です。
ドメインを取得してサーバーを借りたら、あとはインストールするだけで使えてしまいます。

WordPressのメリットは主に3つです。

  • テーマが豊富で好きなデザインのサイトにできるから初心者にもやさしい
  • 記事を書くための最低限の機能がはじめから付いている
  • プラグインが豊富で初心者でも簡単に好きな機能をつけられる
  • ソースコードも編集できるので、自由にデザインや機能をカスタマイズでき、中〜上級者にも使いやすい

無事、サーバーにWordPressをインストールできたら、次は好きなテーマを選ぶ人が多いでしょう。
テーマについては、「ぜんぶ無料!WordPressのおすすめテーマ8選」で紹介しているので参考にしてみてください。

「テーマが決まったし、さっそく記事を書いていこう!」と、記事を書いていってもいいのですが、その前に必要なプラグインをインストールしておくことをおすすめします!

先に必要なプラグインをインストールしておくべき理由は「記事を書くことが圧倒的にラクになる」「集客を手助けしてくれる」の2つです!

この記事では、WordPress歴約10年の著者が、いままでWordPressでさまざまなサイトを制作したなかで、絶対に入れておきたい定番プラグインと、サイトのジャンルや用途別に、インストールしておくと便利なプラグインもあわせて紹介しています。

これから紹介するプラグインをインストールしておくことで、記事を作成する時間を大幅に短縮できたり、集客力があがって、より多くの人にコンテンツを届けることができるようになります。

逆に、「めんどうだから・・・」という理由であとからインストールをすると、余計な手間がかかったり、集客の機会損失につながることもありますので、できれば記事を読みながらインストールをしていってみてください。

それではまいります!

プラグインをインストールする前に注意しておきたいこと

プラグインは、便利だからといって、とにかくたくさんのプラグインをインストールしてしまうと、思いがけないトラブルが起こってしまう可能性があります。

WordPress自体がオープンソースで提供されているサービスなので、トラブルはすべて自己責任であり、日本語での丁寧なカスタマーサポートなどはありません。

オープンソース
ソースコードがすべて公開されており、世界中の開発者が自由に機能追加や修正などができる状態のこと。WordPressはオープンソースのおかげで、商用・個人利用問わず無料で使え、テーマやプラグインも常に新しいものが開発されつづけている。

トラブルが起きた際は、ネットで調べて自力で直すか、ユーザー同士で助け合うサポートフォーラムで質問する方法しかありません。

これからはじめてプラグインをインストールするひとは、必ず次のことを注意して作業してくださいね。

プラグインはひとつひとつインストール&有効化していく

プラグインは、基本的にひとつずつインストール→有効化(WordPressで使えるようにする)→サイトの見た目や動作を確認、という流れを徹底しましょう。
プラグインは、個人や企業が自由に開発できることがメリットではあるのですが、そのぶん、別のプラグイン同士の相性を考慮していなかったり、クオリティ自体にも差があります。

その結果、プラグイン同士で干渉してしまい、サイトにバグなどの悪影響を与えることがあるんです!

そうなったときに、どのプラグインが原因でバグが起こったのかを特定する必要がでてきます。
しかし、もしひとつずつではなく一気に複数のプラグインをインストールしてしまった場合、原因の特定がとても難しくなってしまうんです・・。

何度もいいますが、すぐに原因をみつけて対処するために、必ずひとつずつインストールしていき、表示や動作を確認しましょう。

プラグインのバージョンに注意する

プラグインページには、下記のように必ず最終更新日やバージョンの互換性など、記載されています。

これは、プラグインのバージョンが現在のWordPressのバージョンで動作確認がされているのか、アップデートされたのはいつなのか、というプラグインを選ぶうえで重要な情報のひとつです。
最終更新日が浅ければ浅いほど、頻繁にアップデートされているということで、安心と信頼の判断基準にもなります。

ただ、互換性については、必ずしも動作確認確認がされていない=インストールしてはいけないというわけではありません。

WordPress自体のバージョンが頻繁にアップデートされており、それにあわせてプラグインもアップデートしていく必要はあるのですが、基本的にボランティアでの開発がほとんどのため、追いついていない場合もよくあります。
そういうときは、レート(星で表された評価)や、プラグインの情報をネットなどで調べ、問題がないかを自分で判断することが大切です。

なかには、いままで全く問題なく動いていたのにも関わらず、現在のバージョンではバグが発生するということも稀にあります。

この記事で紹介するプラグインについては、長年問題なく動作をしており、アップデートも頻繁に行われていて、信頼できるプラグインばかりを厳選していますが、たまにバージョンが追いついていなかったりすることもあります。
執筆時点では問題なく動作していることを確認していますが、もし動作やセキュリティに問題が発生した場合はすぐに修正します。

セキュリティ面や安全性を確認する

上記でも言及しましたが、オープンソースで誰でプラグインの開発ができるがゆえに、残念ながら悪質なマルウェアを埋め込んだプラグインも存在しています。
インストールや有効化をした時点でサイトに重大なバグを引き起こしたり、ログイン情報などを抜かれたりするといったことも過去に何度も起こっています。

そのため、聞いたことがなかったり、はじめて使うプラグインの場合は、必ず詳細情報を確認しましょう。といっても、多くのプラグインが海外の開発者によるものなので、英語で記載されていることがほとんどかと思います。
「英語は読めないし、どうやって判断したらいいかわからない!」というひとは、下記のことを意識して確認してみることをオススメします。

  • 評価が著しく低い、もしくはひとつもレビューがない(=誰も利用してない)
  • プラグインのバージョンが1.0(=リリースされたばかり)
  • インストール数が著しく低い(=信頼性が低い)

上記のどれかひとつでも満たしている場合は注意が必要です。
それでもどうしても利用したいときは、同じような機能をもったほかのプラグインを探してみましょう。多くの場合、同じ機能をもったプラグインが見つかるはずです。

SEOや集客におすすめのプラグイン

All in One SEO Pack

All in One SEO Pack

WordPressのSEO対策を一通り設定することができる便利なプラグイン。
SEOで集客するにあたって重要となってくる、メタタイトルやメタディスクリプション、noindexやcanonicalの設定を簡単に行えます。
記事ごとにもメタ情報を編集できるので、柔軟なSEO対策を施せます。

上記のような基本的な設定項目のほかにも、Googleアナリティクスのコード設置や、サイトマップの更新なども設定可能。
ソースコードを編集しなくてもSEO対策ができるので、SEOで集客をしたい初心者には特にインストールをおすすめします。

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WP Social Bookmarking Light

各種SNSボタンを簡単に設置できます。既存のWordPressのテーマを使うと、SNSボタンについては自身で設置する必要があるものも多いです。

しかし、WordPressにSNSボタンを設置する場合は、テンプレートタグを使ってソースコードを編集したり、CSSで綺麗にスタイリングしていく必要があり意外と面倒だったりします。

このプラグインを使えば、そういった面倒な設定や編集がいらず、すぐにSNSボタンを設置できます。
主要なソーシャルメディアはすべてそろっています。

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Google XML Sitemaps

Google XML Sitemaps

検索エンジン向けのサイトマップを作成することができます。
Googleクローラーに正しくサイトを認識してもらうためにサイトマップは必須ですが、更新のたびにツールなどを利用して生成するのは面倒ですよね。

このプラグインを使えば、コンテンツの更新のたびにサイトマップを自動生成してくれたり、Googleに通知したいページを指定したりできます。

つまり、はじめに一度設定してGoogleサーチコンソールに送信してしまえば、あとは勝手にすべてやってくれるというすぐれものです。

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Breadcrumb NavXT

Breadcrumb NavXT

内部リンクやクローラビリティ(Googleクローラーが巡回しやすい設計)を高めるためには、各ページへのパンくずリスト設置が必要です。

パンくずリストとは、トップ > 親カテゴリ > 子カテゴリ のように現在開いているページの階層を示したリストのことです。

無料のWordPressテーマでは最初からパンくずリストが実装されている場合が多いですが、設置されていないテーマのときは、このプラグインをインストールましょう。

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サイト高速化におすすめのプラグイン

W3 Total Cache

W3 Total Cache

サイトのキャッシュを設定することができます。
キャッシュとは、一度アクセスしたページの情報を一時的に保存し、再びアクセスしたら保存したページ情報を表示される技術のことです。
キャッシュを使うことで、ページの表示高速化につながり、ユーザビリティ的にもSEO的にもメリットがあります。

このプラグインを使うと、ページやデータベースのキャッシュの設定はもちろん、あらゆるキャッシュをコントロールすることができます。

ただ、機能自体が豊富かつ複雑であるため、使用の際はしっかりと調べて慎重に設定しましょう。

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Head Cleaner

Head Cleaner

head要素内(header.php内にあるメタ情報などを記載しているエリア)のCSSやJavaScriptを最適化してくれます。
サイト内のCSSやJavascriptのコードは容量が大きくなりがちです。
場合によっては、ページの表示速度にも影響がでてくる可能性もあるため、ソースの整理や統合をする必要がでてきます。

このプラグインを使うと、ソースの統合や統合、移動によって最適な構成にし、ページの高速化につながります。

ただ、他のプラグインのコードにも影響を与えるので、相性の悪いプラグインがあると正常に動作しなくなる場合があるので、注意が必要です(フィルタをかけることも可能です)。

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Lazy Load

ページ内の画像を遅延読み込みさせるプラグインです。
画像の多いページにアクセスすると、アクセス時に画像をすべて読み込もうとするため、どうしても速度が遅く感じてしまいます。
それを回避するために、画像を読み手のスクロールに合わせて読み込んでいくことで、表示がスムーズにすることができます。

この機能をつけるには、通常はJavaScriptを書く必要があるのですが、LazyLoadを使えば。インストールして有効化するだけで適用されます。

Lazy Load Plugin for jQuery

EWWW Image Optimizer

EWWW Image Optimizer

画像を自動的に圧縮してくれるプラグインです。
Webサイトやブログにおいて、最も大きな容量を占めるのは画像である場合がほとんどで。

特に高画質な画像ばかりを扱うと、それだけで読み込みに時間がかかります。
このプラグインを使えば、画像アップロードをした際に自動的に圧縮される他、アップロード済の過去の画像にも圧縮をかけることができます。

WordPress › EWWW Image Optimizer « WordPress Plugins

セキュリティに関するプラグイン

AKismet

WordPressにはじめからインストールされているデフォルトプラグインのひとつです。
サイトをコメントスパムから守ってくれるセキュリティプラグインで、はじめにアカウント登録するだけで利用できます。
放っておくとどんどん溜まっていくスパムコメント。被害にあわないためにもセキュリティはしっかりしたいですよね。

基本的には、勝手にスパムコメントを除外&通知してくれるので、最初に有効化してしまいましょう。

WordPress › Akismet « WordPress Plugins

便利機能を追加してくれるプラグイン

Contact Form 7

Contact Form 7

お問い合わせフォームを簡単に設置できるプラグインです。

サイトの運営において、お問い合わせフォームや応募フォームを設置したいときってありますよね。
普通に実装するとかなり面倒なフォームも、このプラグインなら管理画面から、フォームに必要な項目や送信先メールアドレスなどを設定して、タグを埋め込むだけで簡単に設置することができます。

classの指定などもできるので、CSSで好きなデザインにすることも可能。

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Broken Link Checker

Broken Link Checker

他のサイトを紹介することが多いサイトを長く運営していると、紹介しているサイトが閉じたり、URLが変更された場合など、どうしてもリンク切れが起こってしまいます。

リンク切れを放置しているとサイトに訪れてくれた人にとってよくありません。できればすぐに修正したいですよね。

このプラグインをいれていれば、リンク切れが起こった瞬間にダッシュボードやメールですぐに通知してくれます。
はやいうちにインストールしておきたいプラグインのひとつですね。

WordPress › Broken Link Checker « WordPress Plugins

Redirection

どうしてもサイトのURLを変更しないといけなくなったり、似たようなコンテンツ(重複コンテンツ)をひとつにまとめる場合など、リダイレクトをかけて、読者やGoogleクローラーを誘導しなければなりません。

上記のような例では、通常301リダイレクト(恒久的なリダイレクト)をかけます。
面倒なリダイレクトも、このプラグインを使用すれば、変更前のURLと変更後のURLをそれぞれ入力するだけで設定できます。

WordPress › Redirection « WordPress Plugins

AddQuicktag

AddQuicktag

記事編集画面(テキストエディタ)のタグ生成ボタンのエリア(太字やリンク挿入のボタンがあるエリア)に好きなボタンを追加できるプラグインです。

オリジナルデザインの装飾に必要なタグや、定型文をあらかじめボタンとして登録しておくと、記事編集時にクリックひとつで呼び出すことができます。

WordPress › AddQuicktag « WordPress Plugins

TinyMCE Advanced

 TinyMCE Advanced

こちらはAddQuicktagと違い記事編集画面(ビジュアルエディタ)で編集したい時に、ボタンを追加できるプラグインです。

例えば、デフォルトでは挿入できないテーブル要素なども、このプラグインであらかじめ設定しておけばいつでも呼び出せます。

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ユーザーの回遊を促す機能を追加できるプラグイン

WordPress Popular Posts

WordPress › WordPress Popular Posts

簡単に人気記事一覧を表示させることができます。
インストールして有効化するだけで、PVのカウントが始まります。

ウィジェットとしてWordPressの管理画面から設定することができ、人気記事の期間(デイリーやマンスリーなど)やサムネイルの表示などいくつか設定するだけでサイドバーなどに人気記事一覧が表示されます。

また、より理想のデザインや表示にしたい場合は、専用のタグを利用してカスタマイズすることも可能!

人気記事を表示させてぜひとも回遊率を上げていきたいですね。

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PS Auto Sitemap

PS Auto Sitemap

ユーザー向けのサイトマップを生成することができます。
サイトに訪れた人が迷わないように、サイト全体を一覧化したサイトマップを設置してあげると親切です。

このプラグインを使えば、どんなにページ数が多いサイトでも、一瞬でサイトマップにしてくれ、さらには自動で更新してくれます。

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Yet Another Related Posts Plugin(YARPP)

Yet Another Related Posts Plugin (YARPP)

記事の下に関連記事を表示させることができます。
ユーザーの回遊を高めるためにも、関連記事一覧を表示させたいところですよね。

関連記事を表示させることができるプラグインはいくつかありますが、YARPPの特徴は関連度の高さです。

関連度の高さを5段階で設定でき、記事のタイトルや内容、カテゴリやタグなどから関連記事を指定数だけ表示してくれます。

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WP-PageNavi

コンテンツが増えていくと、すべてを1ページに表示させることが難しくなることがあります。
そんなときは、ページネーションを設置して、1ページに表示させるコンテンツの量を調整したいですよね。

ページネーションを自分で作るとなると、初心者にはとてもむずかしいのですが、このプラグインを使えばスタイルまで整ったページネーションを簡単に設置できます。

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プラグインの入れすぎに注意!

今回紹介したプラグインはほんの一部です。

まだまだ膨大な数のプラグインがありますが、便利だからといってインストールのしすぎには注意しましょう。
相性の悪いプラグイン同士が競合したり、サイトが重くなる可能性もあります。

本当に必要な機能なのか、それはプラグインで拡張するほどなのか(自分で実装できないか)をよく考えてインストールしましょう。

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この記事をかいた人

Kaz Hozmi

creiveの運営&編集責任者をしています。SEOやWordPressが専門分野。好きなものはアニメとゲームとSEOです。Twitterもよろしくおねがいします。