谷口監督とは某学生映画祭の審査員として、一度お会いした。
「アニメ監督の山本です」「ああ君が」くらいで終わったと思う。

何度も言うけど、ほとんど面識のない監督の悪口を過去公然と書いていたとするならば、相当酷い男である。
まぁそんなことはないと思うが。


それはともかく、僕は(少なくとも僕が監督の作品で)声優とのトラブルに遭ったことがない。
だからこの記事で言われていることには正直、ピンと来ない。
それなりにお互いひと悶着あったのだろうなぁ、と思うしかない。

僕は若手声優を積極的に使う方だけど、みんな素直だった。
良く指示を聞いてくれたし、仲も良かった。
マネージャーにとやかく言われたこともない。
ベテラン声優も上手く間に入ってくださったし、アフレコブースの雰囲気が壊れることは一度もなかった。
そして彼ら、彼女らは、皆立派に成長した。


・・・ああ、ひとつだけ、あるのかなぁ。
俺が追い出されたやつ。

「アイドル」なんで冠を付けるもんじゃないね。
それだけで勘違いしてしまう。

先日も別のスタッフがその素行の悪さを言葉を荒げて言うもんだから、
「いやね、結局ね、彼女らは声優になったことがゴールなの」
と、返した。

「声優やれてアイドルやれてファンにチヤホヤされて、それでもう満足なんだから、もう数年も経たない内に辞めるんじゃない?」

巷でアイドル的活動やってる声優の全員がそうではないと思うが、そんな世代が生まれてきたのだろう。
それに対しては、重い責任を感じる。


なんとかしたいけど、なんともならんのだろうなぁ。
しかし自分の非力は認め、罪は反省し、次改善するよう努力したい。