米Amazonは7日(現地時間)、4K Ultra HDストリーミングプレーヤーと音声アシスタントの「Alexa」を融合したテレビデバイス「Fire TV Cube」を発表した。6月21日より米国で発売し、価格は119.00ドル。米Amazonからの日本への出荷は「不可」となっている。

　メディアプレーヤーのFire TVに、Alexaによる音声アシスタントと音声操作機能を搭載。HDMI接続したテレビやサウンドバー、AVアンプなどをHDMI CEC機能によりコントロールできる。例えばテレビの電源ON/OFFやボリューム操作、入力切り替え、ケーブルチャンネルへの変更などが音声で行なえる。

　例えば「Alexa, play Billions on SHOWTIME」(Alexa,SHOWTIMEでBillionsを再生)とFire TV Cubeに話しかければ、Fire TV Cubeからテレビの電源を入れて、番組を再生する。

　Fire TVと同様にアプリや映像配信サービスに対応。数千の4K作品やHDR作品の再生も行なえる。米国ではPrime Videoのほか、NetflixやHulu、ESPN、FOX NOW、SHOWTIME、STARZ、PlayStation Vue、CBS All Access、NBCなどに対応。「Alexa, launch Netflix」(Alexa,Netflixを起動)、「Alexa, tune to CBS」(CBSに合わせて)、「Alexa, find dramas」(ドラマを探して)といった音声でのサービス起動や番組検索に対応する。

　CPUはクアッドコアの1.5GHz、メモリは2GB、ストレージメモリは16GB。映像は4K/60pまでに対応し、HDR信号はHDR10をサポート。音声はDolby Atmosにも対応する。無線LANは、IEEE 802.11a/b/g/n/a。

　Fire TV Cubeには8つの音声認識用マイクとビームフォーミング技術を内蔵し、テレビの音声など、周囲の音がうるさい場合でも操作音声を認識できる。IRエクステンダーが付属し、ComcastやDISH、DIRECTVといったCATV/衛星放送用STBとも連携できるという。外形寸法は86.1×86.1×76.9mm、重量は465g。