鹿児島市の県立鶴丸高校の生物講義室の標本棚から、50年ほど前に死亡したとみられる女性の頭蓋骨が見つかっていたことが分かりました。
鶴丸高校によりますと、頭蓋骨はおととし7月、学校の職員が生物講義室の標本棚を整理していた際に棚の中から見つかりました。そして、警察が検分を行い、人の頭蓋骨であることが分かりました。
5日付けの官報によりますと、頭蓋骨は女性のもので、およそ50年前に死亡したと推定されるということです。女性は身元が分からない「行旅死亡人」として市営墓地に埋葬され、鹿児島市では情報提供を呼びかけています。
鶴丸高校では頭蓋骨について「昔からあったとみられるが、どのような経緯で学校にあったのかは分からない」としています。