もっともな意見だが、それなら「広告」ではなく「閲覧履歴」というサブフォルダー名にしてくれたほうがわかりやすいのではないか。
<2>「アンドロイド」サブフォルダー
「マイ・アクティビティ」フォルダーで「アンドロイド(Android)」と題されたサブフォルダーには、私が過去3年間に開いたアンドロイド・アプリの履歴(日時を含む)が記録されていた。グーグルはこの情報に基づき、「おすすめアプリ(app suggestions)」機能を最適化している。
たとえば、もしあなたがいつも昼食時間にインスタグラムをチェックしているなら、お昼の12時半頃に、スマホの画面にインスタグラムのショートカットが表示される、といった具合だ。
これには感心すると同時に、そんなことまで追跡されているなんて気味が悪いと私は思った。それにアプリ使用履歴を3年分も保管しておくなんて、ちょっと長すぎる。そこで私は、おすすめアプリ機能をオフにすることにした。
聞いたことのないファイルに収められている
<3>気味の悪い拡張子
グーグルからダウンロードしたファイルの多くは、開くのも読み込むのも難しい奇妙なフォーマットだった。たとえば、グーグル・マップのロケーション履歴(GPS座標と時間情報)は、「.JSON」という聞いたこともない拡張子のファイルに収められていた。
グーグルの説明によると、「グーグル・テイクアウト」は、ユーザーが自分のデータを削除すると同時に、別のシステムで活用しやすいフォーマットになっている。.JSONのような拡張子のファイルは、そのデータをほかのアプリやツールで使えるようにした一般的なフォーマットなのだという。
納得のいく説明だが、ユーザー自身が理解しやすいフォーマットにすることも重要ではないのか。