アザラシ

【意味】 アザラシとは、食肉目アザラシ科の海生哺乳類の総称。多くは極洋に群生し、魚・貝・甲殻類などを食べる。アイヌ語で「トッカリ」。

【アザラシの語源・由来】

「アザ(痣)」「ラ(之)」「シ(獣)」。
「ラ」は接辞で、接尾語の「ら」が発達した語である。
体表にある黒い斑点を「痣」と見て、「痣のある獣」の意味で名付けられたのであろう。
漢字の「海豹」は、異名「かいひょう」からの当て字。
異名には「水豹(すいひょう)」もあるが、「アザラシ」と読むのは「海豹」のみである。
「海豹」は「海に棲む豹」、「水豹」も「水に棲む豹」で、ヒョウのように斑点があることに由来し、アザラシの語源と基本部分では同じ由来となる。

【関連語】

痣(あざ) アシカ・海驢・葦鹿(あしか) イッカク・一角(いっかく)
イルカ・海豚(いるか) 海(うみ) ウミウソ・海獺(うみうそ)
オットセイ・膃肭臍(おっとせい) 貝(かい) カワウソ・獺・川獺(かわうそ)
クジラ・鯨(くじら) クラカケアザラシ・鞍掛海豹 獣(けもの)
ゴマフアザラシ・胡麻斑海豹 魚(さかな) サカマタ・逆叉・逆戟
獣・鹿・猪(しし) シャチ・鯱(しゃち) ジュゴン・儒艮(じゅごん)
スナメリ・砂滑(すなめり) セイウチ・海象・海馬 ゼニガタアザラシ・銭形海豹
ゾウアザラシ・象海豹 トド・海馬(とど) ビーバー
ヒョウ・豹(ひょう) ブチ・斑(ぶち) 斑(まだら)
マナティー 水(みず) ラッコ
ワモンアザラシ・輪紋海豹

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