米軍機着陸 福岡空港が最多
去年、福岡空港に飛来したアメリカの軍用機の数が大幅に増え、着陸回数は、去年1年間で94回と、国内の民間空港のなかで最も多くなっていたことが国土交通省のまとめでわかりました。
国土交通省は、全国の民間空港に飛来したアメリカの軍用機の着陸回数を調べ、毎年、まとめています。
それによりますと、福岡空港では、去年1年間の着陸回数が94回と、2番目に多い長崎空港のおよそ2倍にのぼり、全国の民間空港のなかで最も多くなりました。
また、おととしの66回のおよそ1.4倍に増え、この10年で最も多くなっています。
福岡空港は、民間機の発着回数が、羽田空港、成田空港、関西空港に次いで全国で4番目に多くなっていて、航空各社の便で混雑するなか、アメリカの軍用機の発着も増える傾向にあります。
アメリカ軍による福岡空港の使用が増えていることについて、九州防衛局は、「増えた理由はわからないが、輸送拠点として使われているとみられる」と話しています。