【ドラニュース】竜、最下位転落 セ2位までまだ1.5差2018年6月6日 紙面から
魔の交流戦なのか。中日は、5日のロッテ戦で接戦を落とし、1-4の敗戦。交流戦は通算2勝5敗となり、4月29日以来の単独最下位に転落した。2番手の又吉克樹投手(27)が、同点で迎えた7回に痛恨の勝ち越し2ランを献上。竜党のフラストレーションはたまるところだが、混セの状況は変わらず2位以下はわずか1・5ゲーム差だ。パの猛者たちを撃破し、何とか上昇気流の機運を高めたい。 竜党が音を失った。同点の7回。2番手の又吉が決勝弾を浴び、さらに連打を浴びて降板。続く祖父江も止められず、突き放された。交流戦3カード連続で初戦を落とした中日が4月29日以来の単独最下位だ。 「見ての通り。最下位? そういうこともあるでしょう」。勝っていれば就任2年目で初めてとなるAクラス浮上。しかし、一喜一憂する時期ではない。森監督は淡々と現実を受け止めた。 両軍1回に1点ずつを取り、我慢の展開。先に音を上げたのは竜の投手陣だった。今季初のイニングまたぎが影響したのか…。又吉が捕まった。1死一塁から、中村への144キロが甘く入って被弾。「7回というタイミングで試合を壊してしまった。チームに申し訳ない」。入団から4年連続50試合登板のタフな右腕が、今季は2軍落ちも経験するなど狂った歯車が戻らない。ルーキー鈴木博の台頭があるとはいえ、又吉の出来は、チームの今後を左右しかねない重大事項。同点での起用は、復調への期待が込められていたはずだ。
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