甲州市で白ワインの審査会

国内有数のワインの産地、甲州市で、地元産のぶどうを使った白ワインの品質を確かめる審査会が行われました。

この審査会は、ワインの品質向上を目指して甲州市が行っているもので、会場には市内の29のワイナリーで造られた白ワイン98点が出品されました。
山梨県産のぶどうを100%使っていることが条件となっていて、ワインの味や香り、色合いやバランスなどをそれぞれ5段階で評価します。
審査会では、山梨県産業技術センターの職員やソムリエなど11人の審査員がワインを実際に口に含んで、甘みと酸味のバランスなどを確認していました。
甲州市によりますと、最近は製造過程であまり手を加えずにぶどう本来の味や香りを引き出す製法が増えているということです。
山梨県産業技術センターワイン技術部の恩田匠部長は、「去年は比較的ぶどうの出来がよく、管理が行き届いていたので繊細な甲州ワインらしいワインができたと思います」と話していました。
審査に合格したワインは今月19日から甲州市の観光施設「勝沼ぶどうの丘」で販売されます。