ふきちゃんのおでこをナデナデしていたら、どんどん毛が抜ける!目に入りそうなくらいホワホワ。
おでこは舐められないし、なかなか毛繕いもできないよね…と、浮いた毛を取ってあげたら、ふきちゃん気持ち良さそう( ・∇・)!
(うさぎさん飼ってる方、無理に引っ張るのは厳禁ですよー)
とれたー!!!
あ、ほんとでしね!いっぱいでし。
……ふ、ふきちゃん!
ありがとでし!
おでこの毛がっ
え?なんでしか?
笑笑笑
モヒカンスタイルっ( ゚д゚)!
え?なんでしか?なんで笑うでしか!
な、なんでもないよ、ふきちゃん。かわいいよ!
侮辱でしーっ
会長の目を盗んで走り出してやるでしーっ
あ、ふきちゃーん!
行先もわからないままホリホリするでしっ!
白い布団の上でっ
ホリホリでしー!
会長にも縛られたくないと逃げ込んだこの布団にー
自由になれた気がした、10カ月の夜でし……
ふきちゃーん。ごめんごめん!
かわいいよー!機嫌治してー
次は非行に走るでしよ!
……笑笑
飛行に奔るのはいつもやってるよね。
ちがうでしっ
タバコふかしてやるでし!
高校生の時、夏休みには美術研究所の夏期講習に通った。卒業した先輩方が訪れては、進路や大学、仕事の話をしてくれた。
その中の一人の大学生は、一度見たら忘れられない髪型をしていた。
話の流れ的にモヒカンでしよね…。
そう、モヒカンなんだけど、そのモヒカンを七色に染めて後頭部には鈴がついていた。
シャンシャンリンリン、その先輩が移動すると音もついてくる…。
私、集中したい時は余計な音が無い方がいいタイプ。正直、デッサンしてるのにリンリン歩かれるのは迷惑だった。音がチラチラ眼前を飛ぶのだ。
「うるさいですよー」とは言えないので、「鈴付けて耳痛くないんですかー?」と、きいてみた。( ^ω^ )笑顔でね、もちろん。
先輩は真顔で答えてくれた。
「自分の存在を常に確かめていないと不安だから鈴の音に安心する」
!!!(゚ω゚)!!!
て、哲学的な理由なんですね!
でも、鈴つけとかないと自分を確認できないんですか!?( ̄∀ ̄)
なんだか深いような浅いような…。
うん、砂場の山にトンネル掘って自分の両手で握手してるような深さだ!
あの先輩、今どうしてるんだろう…。
もう鈴は付いてないよね…?
ふきは鈴はいらないでし!
会長がいつもかわいいかわいいって愛でるでしから、自分の存在は確認しなくても間に合ってるでし。
写真家の星野道夫は小学校の卒業文集に「浅き川も深く渡れ」と書き記したという。
彼はアーティストである前に哲学者であった。