中華製の激安SSDに激震。
個人的には聞いたことないメーカーの安物SSDでも動けばOK、普通に速度が出るなら大丈夫と考えていたけれど、偽インテルロゴのプリントや廃棄されたチップを載せて新品として販売しているとの噂。
安物をつかんでいるならご注意あれ。
Colorful製など低価格SSDの品質疑惑が炎上し祭りへ
これを書いている2018年6月5日現在までの情報、以下のメーカーのSSDをお持ちなら祭り対象製品の可能性がございます。
- Colorful(カラフル)
- SUNEAST(サンイースト)
- PHISON(ファイソン)
- KingFast(キングファスト)
- Zheino ※日本語読み不明
というか、有名メーカーやブランドよりかけ離れた安さのSSDは全部そうなのでは?と疑える根拠が多数。
元ネタはこちらで、5/31頃からのツイートをお読みあれ。6/5現在までこの話題で持ちきり中。
PC修理廃人(@pana_junk_pc)さん | Twitter
https://twitter.com/pana_junk_pc?lang=ja
過去ログも読むと相当な腕前の修理スキルをお持ちなご様子。はんだ付けで溶接されたCPUを基板からはがす程度は簡単と言われるレベル。
それは良いとして、祭りツイートを並べて参ります。
Colorfulは昨年辺りから頻繁に見かける、今では個人的に割と知名度高くなってきたと感じていたメーカー。目印はColorfulというメーカー名以外に640GBという珍しい容量。
淘宝はTaobao.comのことで、一時期確かYahooがテコ入れしていたと記憶しているアリババ系の中華ネットショップサイト。タオバオで販売している怪しい基板に偽インテルチップを搭載するスタイルなのだろうか。山寨は直訳すると山賊のような感じ。
続き。
out of qualityは直訳すると品質低下。そしてインテルの偽物とご指摘。
違いがおわかりだろうか。
後ろの画像がインテルの本物で、Intelロゴの周囲の曲線をイメージした下が太めになるデザイン、に対して偽疑惑のあるマークは細い線。インテルのようなデカい企業がロゴをミスるわけがないと思えば偽物か。
更なる詳細。
リマークとは。
製品に記された刻印を不正に変更して、安価な物を高価な物に見せかけて販売する不正行為(悪徳商法)をさす。この行為によって売買される物品を「リマーク品」と呼ぶ。
source:リマーク - Wikipedia
悪徳商法。
- 原片・・・大丈夫
- 白片・・・少し問題ある
- 黑片・・・廃棄レベル
その黑片、廃棄物の印字を削るか何かで消した上に偽インテルチップとして搭載されているという。
偽チップ以外の廃棄物レベルなやつも存在。
廃棄した目印として線で刻む。
その代表的な例がこちらのようで刻まれすぎ笑った。
もはやAmazonがタオバオ日本支店状態か。
名前の知れてきたColorfulのSSDは本場中国でさえ評判悪い。
もうダメかもわからんね状態。
リンクスのやっちまった感ある現在
6月4日のリリース文。
事実無根として否定するとともに、COLORFULのSSDはNANDメーカーの純正品のみを使用した嘘偽りのない製品仕様であることをお知らせいたします。
source:COLORFUL SSDにおける実装NANDおよび製品仕様についてお知らせ | リンクスインターナショナル
これほど証拠があがっているというのに言い訳、どころか公式でもしウソ公開ならマズいのでは。確実に純正品であると証明できなければ、国内でPCパーツ取り扱う代理店としての信頼が無くなってしまうと思うのだけれども。
単品でもBTOパソコン搭載でも普通に販売されている
祭りは5月31日から開催中で現在でも指摘されているSSDは販売されているのだと思う。さすがにパソコン工房なら気付いて引っ込めたか、は不明。
約8千円は250GBクラス、1.3万円は500GBクラスの中でも安い方かそれ以下であり、容量的なコスパはColorfulよろしい。
BTOパソコンはドスパラがカラフルな模様。
カラフルなはずなのに真っ黒なのかも知れないに。
ツクモはとっとと撤収。
そして安定のトランセンド。
BTOパソコン.jp管理人、そんな私も自宅PCはもちろん自作PC。
安物買いの銭失い?良い勉強になったと思うべきか
個人的な感覚や価値観で言えば、故障していないなら使い続けて壊れるまで耐久テスト状態で良いのでは、と感じており、そうは行かない人はバックアップしていないだけでしょう。
しかし私は前日までのバックアップしかしていないため、当日分のデータが吹き飛び前の日分までロールバックは痛い、このようにリアルタイムでバックアップしていないなら考えものですな。
今回の祭りで学べたこと。
- 聞いたことのないメーカーは避ける
- 有名メーカーよりやたら安いSSDも避ける
- BTO PC搭載SSDはメーカーやブランド不明を避ける
故障して良いとか、RAID0して遊ぶ用としてならアリかも知れないけれど、このたびの疑惑で知らないメーカーのSSDはヤバいかも、と認識できて良かったと思う。
「人の噂も75日」ということわざがある通り、今から2ヶ月と2週間くらいは尾を引くと思われ、格安系な中華SSDを単品販売しているならやめる、BTOパソコンならばSSDの型番を書く、を徹底した方が良さそう。
しなくても良いけれど信用失う可能性。
SSDは歴史が割とあり始めたとはいえ、HDDとSSDの違いがわからない人はパソコンに詳しい人間へ聞くものであり、そういう私のような相談される側はこの件を存じているわけで。
問題は型番やメーカーを元々書かない大手PCメーカーでしょうな。
NECや東芝がノートPCにSSDを搭載したとしても記載する項目は容量のみ、あったとしても速度程度のもので、パーツがどこのメーカーなのかはもちろん、型番など不明が基本。
見分け方としては容量しかないわけで、そんなSSD搭載の大手メーカー製品は怖くて手が出せない。いや、元から出さないけれど。
というわけでSSD搭載ならBTOパソコンおすすめ。SSD非搭載でもおすすめ。SSDならメーカーと型番の確認を。わからないなら私はスルーしたい。
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