都知事 「快適通勤」列車に試乗

出勤や退勤の時間をずらして通勤ラッシュを緩和する「時差Biz」の取り組みが来月から始まるのを前に、東京都の小池知事は5日、快適な通勤に向けて取り組む鉄道会社の列車に試乗しました。

東京都は、深刻な通勤ラッシュを緩和しようと、去年7月に企業や自治体などと協力して社員や職員が時差出勤する取り組みを行い、一部の駅で混雑率が緩和されるなどの効果が出ています。
ことしも来月から取り組みが始まるのを前に、小池知事は5日、京王電鉄を訪れ、ことし2月に運行が始まった有料の座席指定列車「京王ライナー」に試乗しました。
車中では、「京王ライナー」が平日に満席になる時もあり、快適な通勤を実現するため運行の拡大を検討していることや、早朝に特急や準特急の本数を増やしたことで、駅の混雑が分散されたことなどの説明を受けました。
試乗後、小池知事は「通勤のあり方は、働き方改革のど真ん中にあり、通勤のスタイルを変えると快適な生活にもつながる。鉄道会社と協力して取り組みを進めたい」と述べました。
ことしの時差Bizは、来月9日からおよそ1か月間行われるほか、冬にも導入される予定です。