2018-06-06

創作です)

自分教員になって早いもので十数年。今年で担任を持つの10回をこえた。

自分が生徒だった頃の目線を忘れたくないという自負があった。生徒もよく懐いてくれた。

まりの忙しさに引いたこともあるが、頼りになる先輩の教員の元で授業・部活雑務ガムシャラにこなしてきた。

しかしここ2年は自分の腕に、というか今後教師を続けられるか自信がなくなった。

授業崩壊だ。いや、1人の生徒が原因なのだ。全体で確認したルールを一切無視して行動する。自分の中にルールを決め込んで押し通す。

可能ならばより自由に、時間の許す限り対応はしたい。

しか集団生活であり、30数人に対して1人の教員が行う授業の進度を保つためのルールだ。

合理性があり、教員が生徒にそれを押し付けて苦しめたいためのものではないのだ。

1人の独自ルールが、他の生徒の授業を受ける権利妨害することは許されない、ということが何度説明しても理解されない。

どのような方法で頑なにもう自分には手に負えなくなってきている。

その生徒1人が守れないでも許されるものが、どうして全員守らなければいけないのだろう。

クラスの生徒の目が曇るのがわかる。

今日、ある件でその生徒の面談があり急遽保護者も参加した。

日々の生活態度を伝えたが、その生徒に対して行動を咎めることはなく問題行動の解決のためにを考えるではなく、取られた処置は不当と伝えてきたのみであった。

絶望的と言える。親からはこの態度を改めるよう家での指導は期待できないようだ。

クラスをまとめられないことで度々校長主任とは話し合うがもう限界かもしれない。

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