●⑮ 11.12「横浜座談会」のご報告
昨年(2016年)11月12日、大晴天の下、神奈川は横浜の地で6回目となる座談会が盛大に行なわれた。この日、全国各地から70名の創価を憂える同志が集い合い、創価変革を約し合う意義深き会合となった。
最初の登壇者は、木本貴子さんである。支部長であり創価学会職員のA氏から聖教新聞の購読減部を拒否され、信仰心を否定された。
A氏に暴言を浴びせられて以降、貴子さんはA氏に対話を求めるが拒否され続け、逆にA氏に対話を求め続けたことを理由に組織から除名処分された体験を赤裸々に語った。
一度も話を聞かれずに処分された悔しさを貴子さんが唇を噛みしめながら語ると、目を赤らめながら真剣に話を聞く参加者のご婦人の目から涙が流れ落ちた。
貴子さんは最後に決意を語った。
「徹底して今の学会本部に対して声を上げ、自分にできる本部変革の戦いに命を使い切る」と。
続いて、貴子さん同様、職員A氏から暴言を受け続けた野口桃子さんが登壇する。
桃子さんは勇気を振り絞ってA氏から馬鹿にされたあまりに悔しい体験を告白した。
「ちゃんとした教育を受けてますか?」「おつむがおかしい」「だって馬鹿なんだもん」。考えられないA氏の暴言の数々であった。
桃子さんの話を聞き、ある壮年は怒りに体を震わせ、拳を握りしめた。
A氏の常軌を逸した言動にもかかわらず、地元組織はA氏にではなく、桃子さんに対して「幹部への訪問・連絡禁止」という処分を下した。しかもその処分は無期限であった。桃子さんは今現在も処分中である。
桃子さんは、「師匠・池田先生の創価学会を守るために、A氏の暴言を容認している根元の学会本部に対し、正義を叫び抜く」との決意を語り抜いた。
続いて滝川が登壇し、貴子さんへの新聞購読減部拒否及び信仰心を否定する暴言に始まる一連の会員除名問題について話す。
貴子さんや桃子さんを苦しめた職員A氏は、学会本部が未だに真相を明かさない、前代未聞の「本部職員による金銭横領疑惑」の当事者とされる人物であった。その内容は聖教編集局に所属した仲間で、数千万円もの大金を接待費、取材費などとして私的な飲み食いに使ったとされている。断じて、許されない行為である。
そのA氏からいじめられた貴子さんたちは、ただただ救いを求めて原田会長に4度手紙を書いた。しかし、原田会長はすべて無視。一度も貴子さんたちの話を聞くことはなかったのである。そして、貴子さんたちは除名となっていったのである。
そして、私たち3人も貴子さんたちの除名をくい止めようと関係各所に連絡をした結果、その行為が業務妨害であるとされ懲戒解雇となった。
滝川は力の限り叫んだ。
「何としても貴子さんたち会員の無実を証明し除名を撤回させる!そのために、学会本部に対して、『金銭横領疑惑の真相を明らかにせよ!』『話も聞かずに会員を除名する執行部は退陣せよ!!』と訴え抜いて参りたい!」
場内の熱き同志たちは拳を突き上げ、「闘うぞ!」「執行部退陣!」との意気軒昂な声が上がる。
師匠を想い、おかしくなった学会本部の変革を願う同志の心が一体となっていった。
会場内は熱気に包まれ、お一人お一人の顔は紅潮している。
簡単な体操をはさみ、引き続き参加者全員が自由に語り合う「懇談会」に移っていった。
最初に、毎回会合に参加されている神奈川のご婦人が手を挙げられる。
ご婦人は今の本部執行部への怒りを堂々と語られた。
「最近の聖教新聞は、なんか羽が生えて飛ぶんじゃないかっていうくらい軽い内容です。ほんと池田先生がお元気な時と比べたら、天地雲泥の差!ほんっとにどこまで先生を利用して!とんでもない学会本部の執行部を許すことはできないですよ!声を上げていかないとダメだと思います!」
参加者から「そうだ!」「賛成!」と声が上がり、賛同の拍手が沸き起こり、会場内は一気に盛り上がった。
続いて、東京から来られた婦人部のBさんが怒りを込めながらも、凛とした姿で話される。
「今日はこういう機会を与えていただいて感謝します。今、地元では私の名前が広まって有名人になりました。」
そう語るBさんが創価変革の闘いを起こされたきっかけは、一昨年(2015年)9月に創価大学教授の宮田幸一が日本宗教学会で発表した論文を見たからだという。
「その論文を主人の友人から頂きまして、『なに?日蓮仏法をやめて釈迦仏法になる?!』と驚いたんです。そうしたら、その場に原田も、谷川も居たというではないですか!」
なんとその学術大会の懇親会に、原田会長と谷川主任副会長が参加していたという。
本部執行部は、宮田幸一という学者にもっともらしく創価学会の教学の理論を語らせることで、昨今学会が拙速に進めている会則変更(「弘安2年の大御本尊は受持の対象にはしない」など)を正当化したい狙いがあるのではないかと思えてならない。
その後Bさんは、一人で悶々としながらインターネットでさまざま調べていく中で、去年(2016年)8月に私たちのブログに出合ったという。
それ以降、ブログの内容などを手書きのレポートにまとめ、友人達にそれを見せながら、今の学会本部のおかしさを語る闘いを起こされていると話される。
「今日は2時間もしゃべりまくってきました。話したい友人が20数名いるので、毎日一人の目標で言える人にはどんどん言っていこうと思っています。前に住んでいた組織の方にも語りました。そうしたら、『Bさんが原田会長の悪口言ってるよ』って響き渡っちゃったんです。」
一歩も引かないBさん。師が育てた婦人部はやはり強い。
「その帰りに地域の地区婦人部長にも3時間、この資料に書いたことを全部語りました。別の日には支部婦人部長にも3人のブログの内容を3時間語りました。」と。
参加者からは「すごい!」と感嘆の声が上がった。
しかし、そうしたBさんの奮闘に対し、地元の最高幹部たちが動き始めたという。
ところが、そんなことは歯牙にもかけないBさんだった。
最後にBさんは創価変革への熱烈たる思いを語られた。
「今の創価学会の中で、疑問に感じても言っていくところがないのが本当に悲劇です。それが私の一番の苦しみです。動執生疑でも何でもいいから、『教学が改ざんされるのが一番良くない!』と訴えていきたいと思います!」
一途に師を想い、創価のために信念を貫かれるBさんの行動に、改めて信仰の偉大さを学ばせていただきました。
参加者からの盛大な拍手が送られ、しばし鳴りやまなかった。
すると最前列で拍手を送る壮年部のCさんが立ち上がり、参加者に向かって堂々と話を始められる。
Cさんはかつて宗門の末寺の坊主と言論で闘い抜いてこられた方であった。
Cさんの地元では、公明党の元議員OBが企業を回って金を集めるなど、不正な金の流れに関する証言がたくさん噴出していたという。
「古参の悪い幹部がいたんです。女房は公明党の衆議院議員でした。これが娘婿を自分の後釜に据えたくて、色んな画策をしていたんです。」
なんとその古参の悪徳幹部は酒を使って地元の副会長たちの弱みを握り、自分の言いなりにしていった。さらに学会本部を巻き込み、現役の県会議員を無理矢理引きずり下ろすといった暴挙に出たという。
むろん県会議員を必死に支援してきた現場の学会員は納得できない。
組織が上と下で真っ二つに割れた。
すると今度は、現場の声を抑え込むために関東中の副会長がその地に集まってきたという。さすがに現場メンバーは次第に疲弊していった。そうした中、別の地域のCさんのところに救いを求める声が来た。Cさんは男子部メンバー数人と一緒に現場に急行した。そこで一人の副会長と出会ったという。
Cさんは怒りを込めて話す。
「会館で題目を上げていると、その副会長が来たんですね。『じゃあ、話聞いてみようじゃないか』ということになって話を聞いているうちに、私たちが男子部時代にずっと話をしてきた坊主と言うことが一緒!
しかも、しゃべり方とか、嘘つくときにコロッと声が返るんです。それで、条件反射的に『お前はこの地元に要らねえ!帰れ!』ってやっちゃったわけなんです。『出ていけ!』って、もう散々怒鳴りつけたんです。」
すると後日、その副会長が学会本部に「僕は殴られたんだ」と全くの嘘の報告をしていたことが発覚する。もちろんCさんは指一本触れていない。
そのまま方面長会に話が上がり、“北関東にはCっていうカルト宗教の親玉みたいなのがいる”とレッテルを貼られ、あろうことか「除名」の話まで持ち上がったという。
「除名されるようなこと一切やっていませんよ。お金も、女性も、一切やってないです。池田先生のご指導通りに一生懸命頑張ってきたつもりです。
ただ、その中で、やっぱり色んな形でいじめられてきたのは、今日、体験発表された人達もいじめられてきたのは、池田先生の思想を実行しようとしていたからだということを最近になってやっと分かってきました。」
私たちは思う。Cさんへの迫害は、師匠の仰せのままに、最高幹部の弾圧に苦しむ同志を徹して守り抜く正義の実践のゆえであると。
散々ないじめにも歯を食いしばって耐え抜かれ、どこまでも師弟不二に生き抜くCさんの話を聞き、思わず涙が込み上げた。
正義に声を上げる人間は、みなカルト集団のリーダーに仕立て上げられてしまうのが、今の創価学会、学会本部の実態であり、私たちも体験してきた事実である。
続いて、Cさんの隣に座っていた壮年部のDさんが立ち上がり、話してくださった。
DさんはCさんに励まされて信心に励む中で、徐々に創価のおかしさを実感していったという。
Dさんは、組織の中で“ノルマの押し付け状態”に悩んでいた。祈り考え抜き、今こそ本当に悪と戦うことが必要なんだと感じていったという。
そして今回、一大決心をし、遠方からはるばる横浜座談会に駆け付けて下さったのだ。
「本当に一日も早く昔のような座談会を!功徳をいっぱい語って、行けば元気が出る、数の押し付けじゃない、ノルマの押し付けじゃない座談会を!
本当に毎日でも行きたいっていうような座談会の構築を、自分の使命として目指して参りますので、よろしくお願いいたします!」
Dさんは、ただただ師匠の創価を守り抜くとの思いを語られる。
苦悩を突き破り、師匠を胸に闘われるDさんの決意に、場内から割れんばかりの拍手が起こる。拳を突き上げ、「やりましょう!」と叫ぶ同志の声が響きわたった。
それぞれの方が、現場で必死に闘われていた。同志の話に、皆胸を熱くした。
疑問に思うことすら声に出せず、暗く押し黙った座談会に苦しむ同志は、全国各地にたくさんいるのだ。
残り時間も少なくなった頃、ご婦人のEさんが「ハイ」と手を挙げられた。Eさんは、昨年1月の大誓堂前でのサイレントアピールに、ただお一人で駆け付けてくださった方だった。
Eさんは前方に進み出て、
「創価学会の中に我々がいるのではない。我々の中に創価学会がある」と、冒頭、師匠の言葉を紹介される。
そして、「『よし、お題目だ!』と決意した途端に、功徳ドクドクでございます。」と大確信で元気いっぱいに話され始める。
Eさんは参院選の時に、小林節教授の応援に行った。その時、小林教授が『学生さんが今ローン地獄だ』と言っていた言葉が胸に残った。実はEさんの娘さんも大学院を出る時に大きな借金をしていたのだ。
Eさんは『公明党に反対』という意思を示し、小林教授の応援で三色旗を振り続けた。
ところが内部の人間による告発があったという。『なんで学会員が三色旗を振るんだ』と咎められ、とても悔しい思いをされながら降ろしたという。
しかし、その日、家に帰ると娘さんに封書が届いていた。中を見ると、なんと国から借りた奨学金の免除が届いていたというのだ。
「『やった!』と思って、“三色旗を勇気を持って振ってやる!”っていう一念でした!」
そう爽やかに笑顔で話すEさんに、参加者から「大勝利!」との声が響いた。
師を想う一途なEさんの闘いは止まらない。
以前からEさんは友人を折伏していた。しかし、選挙事務所のようになってしまう選挙期間中の学会の会合にはとても連れていけないと思った。
折伏が止まりかけていたところ、悩み苦しむ友人の方からEさんに連絡があり、折伏を再開することになった。そして、なんと横浜座談会の2日前に、一緒に勤行・唱題ができるようになったとのことだった。
歓喜溢れるEさんの話に、割れんばかりの拍手が送られる。
しかしEさんは安保法制に反対の声を上げているため、組織と距離を置いており、友人に御本尊授与ができない状況にある。
それでもEさんは諦めない。
「友人が、『仏法ってすごい』、『法華経ってすごい』、『題目ってすごい』って、勤行唱題ができるようになっていけば、私の中の折伏1、池田先生に一つお応えできた。そんな思いでいます!」
Eさんの瞳は強く希望と決意に燃えている。
最後に、Eさんは不撓不屈の決意を語られる。
「たとえ組織から避けられても、組織は私たちの中にあるなっていう確信をしております!」
正義の行動への大確信、そして師への熱き思いのEさんに、割れんばかりの拍手が鳴りやまなかった。
横浜座談会は大勝利・大成功で幕を閉じた。参加した同志お一人お一人の瞳は輝き、「いよいよ弟子として正しい闘いを起こすぞ!」との決意に漲っていた。
お一人お一人の生の声から、今の創価学会がおかしくなってきていることはもはや明らかであった。
今、創価の現場組織では、苦闘を強いられ一人悶々としながら闘われている方がたくさんいるのだ。お一人お一人が創価のために勇気の声を上げているのだ。
「創価変革の勝負を決する」との覚悟を決めた本年。
私たちは、年頭から同志とお会いし、対話しゆく闘いを開始しました。
創価を憂える同志が互いに会い、膝詰の対話をする中で、今の創価の実態がありありと見えてきます。
私たちも闘う同志と同じように、創価に育てていただいた自分だからこそ、師匠が生き抜いておられる今、師匠が指揮を執られていた時のような“一人の人間をどこまでも大切にする”あの温かき創価家族を取り戻したいのです。
同志に会えば勇気が湧く。
同志と語れば、歓喜がはじける。
同志は無限の希望である。
私は絶対に忘れない。
己の中に創価があり、己の中に師匠がおられるということを。
己が変われば、絶対に創価を変えることができるということを。
ありのままの自分で!
ただただ誠実に!
ただただ師匠の創価を護るために!
今こそ、あなたの真実の声を結集したい!
ただただ愛する創価を変革するために!
いよいよ今年2月の熊本座談会を皮切りに、全国各地での座談会を堂々と開催していく決意です!
<2・26九州・熊本座談会開催のお知らせ>
■ 日時
平成29年2月26日(日)午後1時~4時終了予定
■ 場所
熊本市総合体育館・青年会館2階 第1和室
(熊本県熊本市中央区出水2-7-1)
http://kc-sks.com/soutai/map.html
■ 座談会参加のご連絡のお願い
座談会への参加を希望して下さる方は、事前に当ブログ宛にメールを頂けると本当にありがたいと思っています。
なお、施設内の駐車場を確保しておりますので、お車で来られる方はその旨教えていただければと思います。
連絡先(メールアドレス):harunokoimejapan20150831@yahoo.co.jp
■ 地図

■ 交通アクセス
市電:「市立体育館前」または「商業高校前」下車、徒歩10分
バス:「水前寺公園前県立図書館入口」下車、徒歩6分
「砂取小前」下車、徒歩3分
「熊本商業高校前」下車、徒歩3分
「画図道」下車、徒歩4分
2・26「九州・熊本座談会」の当日の晴天、絶対無事故、大成功・大勝利を勝ち取るべく、全力で闘いぬき、万全の準備を進めて参ります!
<その他のお知らせ>
■ 1・31裁判期日終了のご報告
一昨日1月31日(火)に、私たちが職員在籍当時に下された配置転換、譴責処分に対して創価学会本部と争っている裁判の第6回口頭弁論期日が、無事に大勝利で終了しました。
応援に駆けつけて下さった同志の皆様、お題目を送って下さった皆様、本当に、本当にありがとうございました。
当日の内容につきましては、現在ブログを作成中ですのでお待ちいただければ幸いです。
■ カンパをして頂いた方々へ
現在、創価変革のための活動諸経費として、同志の皆様にカンパを募らせていただいております。
今日までに、「創価変革」という共戦のお心でたくさんの真心のカンパを頂戴いたしました。御礼のご連絡を差し上げたくても連絡先が分からない方がおられましたので、この場をお借りして一言、御礼を申し上げさせて頂きます。
真心のカンパをして下さった皆様、本当に、本当にありがとうございます。
絶対に1円も無駄にせず、全て創価変革のために使わせて頂きます。そして、絶対に創価を師匠の仰せ通りの創価へと変革して参ります。
■ 「実名告発 創価学会」の販売状況
昨年11月15日に刊行した「実名告発 創価学会」ですが、出版元の株式会社金曜日さんによると、販売は順調とのことですが、過去に例を見ないほど、配本書店以外からの『見込み注文』がないとのことで、「本の特異さに軽く戦慄を覚えます」とのことでした。
また各新聞社に新聞広告の依頼をしているとのことですが、どこも「創価」の文字には敏感だそうで、はっきりと掲載NGの理由を聞けたのはごく一部で、それ以外の多くは関わりを避けるような雰囲気が漂っているとのことです。それでも現在までに『新潟日報』、『中日』、『東京』、『朝日』、『琉球新報』が広告掲載に踏み切って下さったとのことでした。
創価変革のためには学会本部の中の実態を知って頂くことが重要だと思っています。創価を憂える同志の皆様に、創価変革のためのツールとして是非「実名告発 創価学会」を使っていただけることを願っています。
最初の登壇者は、木本貴子さんである。支部長であり創価学会職員のA氏から聖教新聞の購読減部を拒否され、信仰心を否定された。
A氏に暴言を浴びせられて以降、貴子さんはA氏に対話を求めるが拒否され続け、逆にA氏に対話を求め続けたことを理由に組織から除名処分された体験を赤裸々に語った。
一度も話を聞かれずに処分された悔しさを貴子さんが唇を噛みしめながら語ると、目を赤らめながら真剣に話を聞く参加者のご婦人の目から涙が流れ落ちた。
貴子さんは最後に決意を語った。
「徹底して今の学会本部に対して声を上げ、自分にできる本部変革の戦いに命を使い切る」と。
続いて、貴子さん同様、職員A氏から暴言を受け続けた野口桃子さんが登壇する。
桃子さんは勇気を振り絞ってA氏から馬鹿にされたあまりに悔しい体験を告白した。
「ちゃんとした教育を受けてますか?」「おつむがおかしい」「だって馬鹿なんだもん」。考えられないA氏の暴言の数々であった。
桃子さんの話を聞き、ある壮年は怒りに体を震わせ、拳を握りしめた。
A氏の常軌を逸した言動にもかかわらず、地元組織はA氏にではなく、桃子さんに対して「幹部への訪問・連絡禁止」という処分を下した。しかもその処分は無期限であった。桃子さんは今現在も処分中である。
桃子さんは、「師匠・池田先生の創価学会を守るために、A氏の暴言を容認している根元の学会本部に対し、正義を叫び抜く」との決意を語り抜いた。
続いて滝川が登壇し、貴子さんへの新聞購読減部拒否及び信仰心を否定する暴言に始まる一連の会員除名問題について話す。
貴子さんや桃子さんを苦しめた職員A氏は、学会本部が未だに真相を明かさない、前代未聞の「本部職員による金銭横領疑惑」の当事者とされる人物であった。その内容は聖教編集局に所属した仲間で、数千万円もの大金を接待費、取材費などとして私的な飲み食いに使ったとされている。断じて、許されない行為である。
そのA氏からいじめられた貴子さんたちは、ただただ救いを求めて原田会長に4度手紙を書いた。しかし、原田会長はすべて無視。一度も貴子さんたちの話を聞くことはなかったのである。そして、貴子さんたちは除名となっていったのである。
そして、私たち3人も貴子さんたちの除名をくい止めようと関係各所に連絡をした結果、その行為が業務妨害であるとされ懲戒解雇となった。
滝川は力の限り叫んだ。
「何としても貴子さんたち会員の無実を証明し除名を撤回させる!そのために、学会本部に対して、『金銭横領疑惑の真相を明らかにせよ!』『話も聞かずに会員を除名する執行部は退陣せよ!!』と訴え抜いて参りたい!」
場内の熱き同志たちは拳を突き上げ、「闘うぞ!」「執行部退陣!」との意気軒昂な声が上がる。
師匠を想い、おかしくなった学会本部の変革を願う同志の心が一体となっていった。
会場内は熱気に包まれ、お一人お一人の顔は紅潮している。
簡単な体操をはさみ、引き続き参加者全員が自由に語り合う「懇談会」に移っていった。
最初に、毎回会合に参加されている神奈川のご婦人が手を挙げられる。
ご婦人は今の本部執行部への怒りを堂々と語られた。
「最近の聖教新聞は、なんか羽が生えて飛ぶんじゃないかっていうくらい軽い内容です。ほんと池田先生がお元気な時と比べたら、天地雲泥の差!ほんっとにどこまで先生を利用して!とんでもない学会本部の執行部を許すことはできないですよ!声を上げていかないとダメだと思います!」
参加者から「そうだ!」「賛成!」と声が上がり、賛同の拍手が沸き起こり、会場内は一気に盛り上がった。
続いて、東京から来られた婦人部のBさんが怒りを込めながらも、凛とした姿で話される。
「今日はこういう機会を与えていただいて感謝します。今、地元では私の名前が広まって有名人になりました。」
そう語るBさんが創価変革の闘いを起こされたきっかけは、一昨年(2015年)9月に創価大学教授の宮田幸一が日本宗教学会で発表した論文を見たからだという。
「その論文を主人の友人から頂きまして、『なに?日蓮仏法をやめて釈迦仏法になる?!』と驚いたんです。そうしたら、その場に原田も、谷川も居たというではないですか!」
なんとその学術大会の懇親会に、原田会長と谷川主任副会長が参加していたという。
本部執行部は、宮田幸一という学者にもっともらしく創価学会の教学の理論を語らせることで、昨今学会が拙速に進めている会則変更(「弘安2年の大御本尊は受持の対象にはしない」など)を正当化したい狙いがあるのではないかと思えてならない。
その後Bさんは、一人で悶々としながらインターネットでさまざま調べていく中で、去年(2016年)8月に私たちのブログに出合ったという。
それ以降、ブログの内容などを手書きのレポートにまとめ、友人達にそれを見せながら、今の学会本部のおかしさを語る闘いを起こされていると話される。
「今日は2時間もしゃべりまくってきました。話したい友人が20数名いるので、毎日一人の目標で言える人にはどんどん言っていこうと思っています。前に住んでいた組織の方にも語りました。そうしたら、『Bさんが原田会長の悪口言ってるよ』って響き渡っちゃったんです。」
一歩も引かないBさん。師が育てた婦人部はやはり強い。
「その帰りに地域の地区婦人部長にも3時間、この資料に書いたことを全部語りました。別の日には支部婦人部長にも3人のブログの内容を3時間語りました。」と。
参加者からは「すごい!」と感嘆の声が上がった。
しかし、そうしたBさんの奮闘に対し、地元の最高幹部たちが動き始めたという。
ところが、そんなことは歯牙にもかけないBさんだった。
最後にBさんは創価変革への熱烈たる思いを語られた。
「今の創価学会の中で、疑問に感じても言っていくところがないのが本当に悲劇です。それが私の一番の苦しみです。動執生疑でも何でもいいから、『教学が改ざんされるのが一番良くない!』と訴えていきたいと思います!」
一途に師を想い、創価のために信念を貫かれるBさんの行動に、改めて信仰の偉大さを学ばせていただきました。
参加者からの盛大な拍手が送られ、しばし鳴りやまなかった。
すると最前列で拍手を送る壮年部のCさんが立ち上がり、参加者に向かって堂々と話を始められる。
Cさんはかつて宗門の末寺の坊主と言論で闘い抜いてこられた方であった。
Cさんの地元では、公明党の元議員OBが企業を回って金を集めるなど、不正な金の流れに関する証言がたくさん噴出していたという。
「古参の悪い幹部がいたんです。女房は公明党の衆議院議員でした。これが娘婿を自分の後釜に据えたくて、色んな画策をしていたんです。」
なんとその古参の悪徳幹部は酒を使って地元の副会長たちの弱みを握り、自分の言いなりにしていった。さらに学会本部を巻き込み、現役の県会議員を無理矢理引きずり下ろすといった暴挙に出たという。
むろん県会議員を必死に支援してきた現場の学会員は納得できない。
組織が上と下で真っ二つに割れた。
すると今度は、現場の声を抑え込むために関東中の副会長がその地に集まってきたという。さすがに現場メンバーは次第に疲弊していった。そうした中、別の地域のCさんのところに救いを求める声が来た。Cさんは男子部メンバー数人と一緒に現場に急行した。そこで一人の副会長と出会ったという。
Cさんは怒りを込めて話す。
「会館で題目を上げていると、その副会長が来たんですね。『じゃあ、話聞いてみようじゃないか』ということになって話を聞いているうちに、私たちが男子部時代にずっと話をしてきた坊主と言うことが一緒!
しかも、しゃべり方とか、嘘つくときにコロッと声が返るんです。それで、条件反射的に『お前はこの地元に要らねえ!帰れ!』ってやっちゃったわけなんです。『出ていけ!』って、もう散々怒鳴りつけたんです。」
すると後日、その副会長が学会本部に「僕は殴られたんだ」と全くの嘘の報告をしていたことが発覚する。もちろんCさんは指一本触れていない。
そのまま方面長会に話が上がり、“北関東にはCっていうカルト宗教の親玉みたいなのがいる”とレッテルを貼られ、あろうことか「除名」の話まで持ち上がったという。
「除名されるようなこと一切やっていませんよ。お金も、女性も、一切やってないです。池田先生のご指導通りに一生懸命頑張ってきたつもりです。
ただ、その中で、やっぱり色んな形でいじめられてきたのは、今日、体験発表された人達もいじめられてきたのは、池田先生の思想を実行しようとしていたからだということを最近になってやっと分かってきました。」
私たちは思う。Cさんへの迫害は、師匠の仰せのままに、最高幹部の弾圧に苦しむ同志を徹して守り抜く正義の実践のゆえであると。
散々ないじめにも歯を食いしばって耐え抜かれ、どこまでも師弟不二に生き抜くCさんの話を聞き、思わず涙が込み上げた。
正義に声を上げる人間は、みなカルト集団のリーダーに仕立て上げられてしまうのが、今の創価学会、学会本部の実態であり、私たちも体験してきた事実である。
続いて、Cさんの隣に座っていた壮年部のDさんが立ち上がり、話してくださった。
DさんはCさんに励まされて信心に励む中で、徐々に創価のおかしさを実感していったという。
Dさんは、組織の中で“ノルマの押し付け状態”に悩んでいた。祈り考え抜き、今こそ本当に悪と戦うことが必要なんだと感じていったという。
そして今回、一大決心をし、遠方からはるばる横浜座談会に駆け付けて下さったのだ。
「本当に一日も早く昔のような座談会を!功徳をいっぱい語って、行けば元気が出る、数の押し付けじゃない、ノルマの押し付けじゃない座談会を!
本当に毎日でも行きたいっていうような座談会の構築を、自分の使命として目指して参りますので、よろしくお願いいたします!」
Dさんは、ただただ師匠の創価を守り抜くとの思いを語られる。
苦悩を突き破り、師匠を胸に闘われるDさんの決意に、場内から割れんばかりの拍手が起こる。拳を突き上げ、「やりましょう!」と叫ぶ同志の声が響きわたった。
それぞれの方が、現場で必死に闘われていた。同志の話に、皆胸を熱くした。
疑問に思うことすら声に出せず、暗く押し黙った座談会に苦しむ同志は、全国各地にたくさんいるのだ。
残り時間も少なくなった頃、ご婦人のEさんが「ハイ」と手を挙げられた。Eさんは、昨年1月の大誓堂前でのサイレントアピールに、ただお一人で駆け付けてくださった方だった。
Eさんは前方に進み出て、
「創価学会の中に我々がいるのではない。我々の中に創価学会がある」と、冒頭、師匠の言葉を紹介される。
そして、「『よし、お題目だ!』と決意した途端に、功徳ドクドクでございます。」と大確信で元気いっぱいに話され始める。
Eさんは参院選の時に、小林節教授の応援に行った。その時、小林教授が『学生さんが今ローン地獄だ』と言っていた言葉が胸に残った。実はEさんの娘さんも大学院を出る時に大きな借金をしていたのだ。
Eさんは『公明党に反対』という意思を示し、小林教授の応援で三色旗を振り続けた。
ところが内部の人間による告発があったという。『なんで学会員が三色旗を振るんだ』と咎められ、とても悔しい思いをされながら降ろしたという。
しかし、その日、家に帰ると娘さんに封書が届いていた。中を見ると、なんと国から借りた奨学金の免除が届いていたというのだ。
「『やった!』と思って、“三色旗を勇気を持って振ってやる!”っていう一念でした!」
そう爽やかに笑顔で話すEさんに、参加者から「大勝利!」との声が響いた。
師を想う一途なEさんの闘いは止まらない。
以前からEさんは友人を折伏していた。しかし、選挙事務所のようになってしまう選挙期間中の学会の会合にはとても連れていけないと思った。
折伏が止まりかけていたところ、悩み苦しむ友人の方からEさんに連絡があり、折伏を再開することになった。そして、なんと横浜座談会の2日前に、一緒に勤行・唱題ができるようになったとのことだった。
歓喜溢れるEさんの話に、割れんばかりの拍手が送られる。
しかしEさんは安保法制に反対の声を上げているため、組織と距離を置いており、友人に御本尊授与ができない状況にある。
それでもEさんは諦めない。
「友人が、『仏法ってすごい』、『法華経ってすごい』、『題目ってすごい』って、勤行唱題ができるようになっていけば、私の中の折伏1、池田先生に一つお応えできた。そんな思いでいます!」
Eさんの瞳は強く希望と決意に燃えている。
最後に、Eさんは不撓不屈の決意を語られる。
「たとえ組織から避けられても、組織は私たちの中にあるなっていう確信をしております!」
正義の行動への大確信、そして師への熱き思いのEさんに、割れんばかりの拍手が鳴りやまなかった。
横浜座談会は大勝利・大成功で幕を閉じた。参加した同志お一人お一人の瞳は輝き、「いよいよ弟子として正しい闘いを起こすぞ!」との決意に漲っていた。
お一人お一人の生の声から、今の創価学会がおかしくなってきていることはもはや明らかであった。
今、創価の現場組織では、苦闘を強いられ一人悶々としながら闘われている方がたくさんいるのだ。お一人お一人が創価のために勇気の声を上げているのだ。
「創価変革の勝負を決する」との覚悟を決めた本年。
私たちは、年頭から同志とお会いし、対話しゆく闘いを開始しました。
創価を憂える同志が互いに会い、膝詰の対話をする中で、今の創価の実態がありありと見えてきます。
私たちも闘う同志と同じように、創価に育てていただいた自分だからこそ、師匠が生き抜いておられる今、師匠が指揮を執られていた時のような“一人の人間をどこまでも大切にする”あの温かき創価家族を取り戻したいのです。
同志に会えば勇気が湧く。
同志と語れば、歓喜がはじける。
同志は無限の希望である。
私は絶対に忘れない。
己の中に創価があり、己の中に師匠がおられるということを。
己が変われば、絶対に創価を変えることができるということを。
ありのままの自分で!
ただただ誠実に!
ただただ師匠の創価を護るために!
今こそ、あなたの真実の声を結集したい!
ただただ愛する創価を変革するために!
いよいよ今年2月の熊本座談会を皮切りに、全国各地での座談会を堂々と開催していく決意です!
<2・26九州・熊本座談会開催のお知らせ>
■ 日時
平成29年2月26日(日)午後1時~4時終了予定
■ 場所
熊本市総合体育館・青年会館2階 第1和室
(熊本県熊本市中央区出水2-7-1)
http://kc-sks.com/soutai/map.html
■ 座談会参加のご連絡のお願い
座談会への参加を希望して下さる方は、事前に当ブログ宛にメールを頂けると本当にありがたいと思っています。
なお、施設内の駐車場を確保しておりますので、お車で来られる方はその旨教えていただければと思います。
連絡先(メールアドレス):harunokoimejapan20150831@yahoo.co.jp
■ 地図
■ 交通アクセス
市電:「市立体育館前」または「商業高校前」下車、徒歩10分
バス:「水前寺公園前県立図書館入口」下車、徒歩6分
「砂取小前」下車、徒歩3分
「熊本商業高校前」下車、徒歩3分
「画図道」下車、徒歩4分
2・26「九州・熊本座談会」の当日の晴天、絶対無事故、大成功・大勝利を勝ち取るべく、全力で闘いぬき、万全の準備を進めて参ります!
<その他のお知らせ>
■ 1・31裁判期日終了のご報告
一昨日1月31日(火)に、私たちが職員在籍当時に下された配置転換、譴責処分に対して創価学会本部と争っている裁判の第6回口頭弁論期日が、無事に大勝利で終了しました。
応援に駆けつけて下さった同志の皆様、お題目を送って下さった皆様、本当に、本当にありがとうございました。
当日の内容につきましては、現在ブログを作成中ですのでお待ちいただければ幸いです。
■ カンパをして頂いた方々へ
現在、創価変革のための活動諸経費として、同志の皆様にカンパを募らせていただいております。
今日までに、「創価変革」という共戦のお心でたくさんの真心のカンパを頂戴いたしました。御礼のご連絡を差し上げたくても連絡先が分からない方がおられましたので、この場をお借りして一言、御礼を申し上げさせて頂きます。
真心のカンパをして下さった皆様、本当に、本当にありがとうございます。
絶対に1円も無駄にせず、全て創価変革のために使わせて頂きます。そして、絶対に創価を師匠の仰せ通りの創価へと変革して参ります。
■ 「実名告発 創価学会」の販売状況
昨年11月15日に刊行した「実名告発 創価学会」ですが、出版元の株式会社金曜日さんによると、販売は順調とのことですが、過去に例を見ないほど、配本書店以外からの『見込み注文』がないとのことで、「本の特異さに軽く戦慄を覚えます」とのことでした。
また各新聞社に新聞広告の依頼をしているとのことですが、どこも「創価」の文字には敏感だそうで、はっきりと掲載NGの理由を聞けたのはごく一部で、それ以外の多くは関わりを避けるような雰囲気が漂っているとのことです。それでも現在までに『新潟日報』、『中日』、『東京』、『朝日』、『琉球新報』が広告掲載に踏み切って下さったとのことでした。
創価変革のためには学会本部の中の実態を知って頂くことが重要だと思っています。創価を憂える同志の皆様に、創価変革のためのツールとして是非「実名告発 創価学会」を使っていただけることを願っています。