●64 「10・22(日)学会本部サイレントアピール」への決意④
先日、「10・22(日)学会本部サイレントアピール」に初参加の表明をして下さったAさんから、お便りをいただいた。
その手紙には、現在の学会本部執行部に対する疑問と怒りが切々と綴られていた。
「最近出来たという創価学会の会憲だが、その全文が聖教新聞に掲載されて来ないのはどうしてか? おかしい!」
まったくもって、Aさんの仰る通りではなかろうか。
本年9月1日、突然、『創価学会会憲』(創価学会の憲法)制定のニュースが流れた。11月18日から施行されるとのことであった。
この『会憲』なるものは、今後、創価学会の「根本規範」かつ「最高法規」になるのだという。つまり、現在の「会則」や「会員規程」よりも更に力を持つ「法(ルール)」が誕生することになる。
ところが、それほど重大かつ重要な「法(ルール)」であるにもかかわらず、いまだに聖教新聞紙上で全文が掲載されていない。「創価学会のホームページ」にはひっそりと掲載されているが、むろんインターネットを見られない環境にある学会員は多くいる。
“一応、公表はしている”というポーズであろうか。
学会本部は「会員第一」「会員奉仕第一」が根本精神である。
本部に勤める本部職員は広宣流布を仕事とし、会員の浄財から給与を頂き、生活している。つまり、会員に奉仕することが仕事である。
その本部職員が、会員を代表して、会員のための『会憲』を作成したにもかかわらず、その内容を会の機関紙である聖教新聞に全文を掲載せず、学会員にお知らせしない。やはりどう考えてもおかしいものである。
学会ホームページの『会憲』を見ると、全15条から成るその中身は、まさに驚きの内容である。
新宿区信濃町の『創価学会総本部』に、世界広宣流布を推進するための『世界本部』が置かれ、その『世界本部』には『世界広宣流布諮問会議』が設置される。そして、“日本の会長”が『世界広宣流布諮問会議』に対し、世界広宣流布に関わる重要な事項やその他必要と認める事項について、諮問(意見を求めること)することができることになるのである。『世界広宣流布諮問会議員』は“日本の会長”が任命でき、その任期は“日本の会長”の在任中となる。
また、学会の新たな役職として、『教師』『准教師』なるものが創設される。この『教師』『准教師』なるものは、会の儀式行事を執行し、会員を指導し、世界広宣流布を推進する任に当たるというのだが、これらも“日本の会長”が任命するという。
さらに、“日本の会長”はそれら『教師』の中から『会憲改正会議員』(30名以内)を任命できる。そして、『会憲』を改正するには『会憲改正会議員』の3分の2以上の議決で決定できるとのことである。
様々不明な点も多いが、いずれにしても“日本の会長”に絶大な権限を付与する「会憲」であることが分かる。
いったい全体、どれだけ“日本の会長”に権限を与えるつもりなのか!
どれだけ、“日本の会長”に権力を集中させ、独裁的な上意下達の組織を作れば気が済むのか!
しかも、この「会憲」の中には、“日本の会長”の権力を制限する規定が一つも存在していない。
人間は決して「無謬(むびゅう)〔誤りがないこと〕」ではない。一人の人間に権力を集中させ、それをチェックすら出来ないことは、極めて非民主的であり、時代に逆行していると感じてならない。
かつて師匠が表舞台に立たれていた時の創価学会は、「集団指導体制」を目指していた。しかし、それとは完全に真逆の方向である。
こうした「会憲」が師匠の理念に違背するものであることは明らかである。
今回の『会憲』制定ももちろんおかしいが、実は、2013年以降、学会本部は毎年「会則」や「教義」を『改悪』し続けている実態があるのである。
特に、これまでも何度かブログで書いてきたが、2014年11月の教義変更は、創価学会の信仰の根幹をなす『御本尊の意義』を変更する重大な変更であったのである。
すなわち、創価学会は2014年以前までは、創価三代の会長を中心に、「弘安2年の御本尊」を「一閻浮提総与の大御本尊(全世界のすべての人々が信受すべき御本尊)である」として、広宣流布を進めてきた歴史があった。
それは、日蓮正宗大石寺から池田先生が総講頭を罷免され、さらに創価学会が破門された1991年11月以降においても、学会本部は御本尊に関する公式見解として、
「大御本尊は〔一閻浮提総与〕〔一切衆生総与〕の御本尊ですから、広宣流布を目指す信心と不惜の実践があれば、大御本尊を直接拝さなくても、それは大御本尊の信心であり、逆にたとえ大御本尊を間近に拝しても、広宣流布を目指す信心と、不惜の実践がなければ、大御本尊根本の信心とは言えません」(1993年10月、創価研修シリーズNO.191)と説明していたのである。
むろん第3代会長の池田先生も、創価学会が宗門から破門されて以降も、
「大聖人の出世の本懐である一閻浮提総与の大御本尊が信心の根本であることは、これからも少しも変わらない」(池田大作全集第83巻187頁、1993年9月16日、第1回アメリカSGI最高会議)と明確にご断言されている。
しかしながら、2014年11月、学会本部はこうした『御本尊の意義』に関する内容を真逆に変更する「会則・教義条項の変更」を行なったのである。
すなわち、
「大謗法の地にある弘安2年の御本尊は受持の対象にはいたしません」
「日蓮大聖人が御図顕された御本尊は、すべて『本門の本尊』である」
としたのである。

御本尊は、信仰の根幹中の根幹である。
ゆえに、その「御本尊の意義」を変更するならば、慎重の上に慎重を期し、判断していかなければならないことは当然である。そして最低限、これまでの学会の公式見解との整合を取ることは必須ではなかろうか。
ところが現在の学会本部の説明では、池田先生の上記発言や、学会本部の上記公式見解と全く整合性が取れていない状況にあるのである。
そもそも、「弘安2年の御本尊(大御本尊)」を「信仰の対象としない」として否定しているが、大御本尊を否定するならば、大御本尊を書き写した御本尊も否定されることになると考えることは自然ではなかろうか。
現在、信濃町の大誓堂に御安置されている第64世日昇上人が認められた「創価学会常住御本尊」も、全国の学会員のご自宅に御安置している第26世日寛上人の御形木御本尊も、すべて大元は「弘安2年の御本尊(大御本尊)」を書写した御本尊である。
この事実を、学会本部はどう説明するのか。
その上、学会本部は、「大聖人御図顕の御本尊はすべて良い(認める)」としている。しかし、そうなると身延山久遠寺や池上本門寺にある大聖人御真筆の御本尊も、同様に良い(認める)ことになる。
しかしこうした変更は、戸田先生が陣頭指揮を執られていた当時、日本国内の御本尊の雑乱を憂えられた戸田先生が「弘安2年の御本尊(大御本尊)を信心の根本」とし、必死の闘いで創価の教義を確立されたその御苦労を、水泡に帰させるものではないのか。
もっと言えば、「弘安2年の御本尊(大御本尊)」も、いわゆる「大聖人御図顕の御本尊」である。それにもかかわらず、それだけを信仰の対象外とすることも論理的に矛盾が発生してしまっているのではないか。
こうした疑問に、全国の多くの学会員が頭を悩まし、苦しめられている。しかし、それにもかかわらず学会本部は、まったくもって丁寧な説明をしようとすらしていない。
創価学会は、永遠に『会員第一』である。創価学会の中心はどこまでいっても「学会員」である。ゆえに、学会員は納得して進む当然の権利を持っている。
逆に、本部職員や最高幹部は、当然、学会員に尽くすために存在している。ゆえに、疑問を持った学会員が納得できるように説明する義務があることは当たり前のことである。しかし、まったく説明しない。
「納得できる説明なしに、上意下達的に物事を進める独善・独裁的なやり方」――これこそ、今、学会本部が陥っている最大かつ根本的な誤りではないか。
一連の「会則・教義変更」に通底しているものは、『会員第一』という『創価の根本目的』かつ『師匠の魂』の欠落以外の何ものでもない!
このまま本部執行部が断行した“おかしな教義変更”を放っておくならば、愚かなほんの一部の弟子によって、創価の信仰が完全に破壊されてしまう。
弟子として、それだけはなんとしても回避せねばならない!
「仏法は体、世間は影」である。
今、世界も、日本も、創価も、本当におかしな状態になっている!
そして、その根本原因は、「信仰の根幹中の根幹」である『御本尊の意義』を、本部執行部が三代の師の仰せを蔑ろにして『改悪』したことにあると私は確信する!
ゆえに、私たちは何としても創価を師匠が理想とされる創価へと変革するために、「10・22(日)学会本部サイレントアピール」で、次のスローガンを掲げることを決意しました。
〈原田会長を始めとする本部執行部よ!
2013年以降、改悪した「会則・教義条項」を
即刻、元に戻せ!さもなくば即刻、辞任せよ!〉
間違った変更をしたならば、元に戻すべきは当然である!
毛筋ほどでも妥協し「毒素」を残せば、そこからまた「毒」が全体に蔓延し始め、創価の世界がさらに蝕まれていくことは明らかだからである。
「悪」を滅してこそ、「善」が生じる!
「大善」は、「破邪」の行動の中にこそ、生まれる!
ゆえに、師匠の命である創価の変革をどこまでも信じ抜き、徹して声を上げ抜く闘いの中にこそ、創価三代の師匠に連なる真実の弟子の正義の闘いがあると確信している!
どこまでも大恩ある師匠のために!
どこまでも大恩ある創価のために!
私は断固として闘い抜く決意である!
★「10・22(日)学会本部サイレントアピール」に参加を予定されている方々へ
参加者の方から、「22日が台風の影響で雨の予報だが決行しますか」とのお問い合わせを頂きました。
現在、台風21号はフィリピンの東を北上しており、予報ではサイレントアピール当日である22日(日)には日本の南に達するようで、東京は「曇り時々雨」の予報となっています。
天気予報は刻一刻と変化しており、確実ではありませんが、現状、東京が暴風域に入るといった状況ではないようです。
もちろん、今後の台風の動きを注意深く見守りながらではありますが、現状、「10・22(日)学会本部サイレントアピール」は決行する方向で考えています。
仮にサイレントアピール開始の13時の時点で雨が降っているような場合には、四谷三丁目の「エムワイ貸会議室 Room A」に場所を移動して(信濃町から約800M・徒歩で10分)、サイレントアピール後に開催を予定している「座談会(さっくばらんに語り合う懇談会)」を先に行ない、天候の様子を見ながら、雨が止んだ時点で大誓堂前に立ち、本部執行部に対して、15分でも30分でも民衆の怒りのサイレントアピールを突き付けていきたいと考えています。
祈りに祈り、何としても台風を弱め、反らせ、サイレントアピールの時間には雨が降らないことと、無事故・大勝利のサイレントアピールを、断固、勝ち取って参ります!
<「10.22(日)学会本部前サイレントアピール」のお知らせと、ご参加の事前連絡のお願い>
■ 日時
平成29年10月22日(日)
①13時00分~14時00分
学会本部サイレントアピール
②14時15分~16時45分
座談会(ざっくばらんに語り合う懇談会)
※サイレントアピールは1時間を予定しています。これまでの経験から、横断幕を掲げて立ち続けられるのはおよそ1時間が限度だと思いました。参加して下さる皆様が、創価変革のために行動して、体調を壊されることだけは絶対にあってはならないと思い、1時間とさせていただきます。
※それぞれのご体調に合わせ、椅子をご用意されたり、休憩を取られたりして頂いても構いません。もちろん、前回と同様に、各々状況があるのは当然ですので、マスクやサングラスをしての参加でも全く構いません。
※サイレントアピール後の座談会(ざっくばらんに語り合う懇談会)は、式次第は無しで、自由に思いをなんでも語り合っていきたいと思います。
※また今回は、天気が崩れる可能性があり、決して無理してのご参加をされる必要はもちろんありません。サイレントアピールで御体調を崩されてしまっては本末転倒になってしまうので、体調のすぐれない方は絶対にご無理をなされず、欠席して頂いて大丈夫ですので、よろしくお願いいたします。
■ 場所
①信濃町の学会本部前 【学会本部サイレントアピール】
②エムワイ貸会議室 四谷三丁目 Room A 【座談会(ざっくばらんに語り合う懇談会)】
・(住所)〒160-0004 東京都新宿区四谷3-12 丸正総本店ビル6F
・(交通)東京メトロ丸ノ内線「四谷三丁目」駅 1番出口 徒歩1分
・(座談会会場地図)

■ 今回掲げるスローガン
今回のサイレントでは、原田会長を始めとする本部執行部に対し、以下5点のスローガンを突き付け、そうしない場合には「原田会長を始めとする本部執行部は即刻辞任すべきである!」と抗議したいと思います!
1、〈「安保法制」と「共謀罪法」の廃止のために、死に物狂いで闘え!〉
2、〈2013年以降、改悪した「会則・教義条項」を即刻、元に戻せ!〉
3、〈本部職員による金銭横領疑惑の真相を明らかにすべき!〉
4、〈学会のために声を上げる会員を処分するな!〉
■ (参加を希望して下さる方々へ)事前連絡のお願い
安全かつ合法的にサイレントアピールができるように、これまで警視庁と弁護士に相談してきました。
その上で、絶対無事故、絶対安全を期すために、参加を希望して下さる方とは、事前に個別に連携を取らせていただき、参加予定人数を掌握したいと思っております。
つきましては、前日である10月21日(土)までに、①お名前、②ご連絡先(電話番号)、③参加予定人数を、ブログ宛にメールでお知らせ下さいますようお願い致します。
簡単な一文で構いません。「小平秀一 090-****-**** 2名で参加します!」のように書いていただければ、こちらから折り返しご連絡をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
■ メディアの取材について
当日は複数社、動画配信のメディアが取材に来られる予定になっています。リアルタイムで配信ができるかは分かりませんが、少なくとも後日インターネットに配信される予定です。
取材は希望される方のみで行ない、希望されない方が映ることはありませんので、ご安心頂ければと思います。
【その他のお知らせ】
1、「譴責・配転裁判」について
11月13日(月)までに、私たちとして、「再現動画VTR」の反訳書(私たちと原田会長を始めとする本部執行部等の行為態様、情景描写も含む)と共に、私たちや原田会長などの本部最高幹部らの行為態様についての主張書面を作成し、提出する予定です。
次回裁判期日は、11月21日(火)午後2時から東京地裁611号法廷で行なわれます。この期日は、公開の法廷で行なわれますので傍聴することが可能です。もしお時間が都合のつく同志は、時間は15分程度ではありますが、傍聴しに来ていただけると、本当に嬉しいです。
この裁判で、断固、恣意的に権力を濫用する本部執行部の不当性を明確にする決意です。
身分も地位も富も無さすぎる私たちですが、師匠のため、創価学会のために、己身の臆病、油断、慢心を徹して排し、全力で闘い抜きます。
2、『実名告発創価学会』について
私たちが学会本部の中で体験してきた事実を書いた著書『実名告発 創価学会』が好評販売中です。
創価を愛し、創価の変革を願う同志の皆さんに是非お読みいただきたいと思っています。また、学会本部を変革していくための「対話の道具」としてご利用いただければ本当に嬉しいです。<当ブログメニューの「リンク」からご購入いただけます>
※誤字の訂正のお知らせ
36頁9行目の「かつて2006年6月頃、師匠は本部職員の全体会議で」の日付が、正しくは「2002年6月頃」でした。申し訳ありませんが訂正をお願い申し上げます。
3、ブログ読者の方からのご要望により、本ブログのリンクコーナーに「●これまでのブログ記事の索引」をご用意いたしました。過去のブログを見られたい方は、是非、ご活用いただければと思います。
4、今般、諸般の事情により、「創価学会元職員3名のブログ」のツイッターアカウントを消去しました。
その手紙には、現在の学会本部執行部に対する疑問と怒りが切々と綴られていた。
「最近出来たという創価学会の会憲だが、その全文が聖教新聞に掲載されて来ないのはどうしてか? おかしい!」
まったくもって、Aさんの仰る通りではなかろうか。
本年9月1日、突然、『創価学会会憲』(創価学会の憲法)制定のニュースが流れた。11月18日から施行されるとのことであった。
この『会憲』なるものは、今後、創価学会の「根本規範」かつ「最高法規」になるのだという。つまり、現在の「会則」や「会員規程」よりも更に力を持つ「法(ルール)」が誕生することになる。
ところが、それほど重大かつ重要な「法(ルール)」であるにもかかわらず、いまだに聖教新聞紙上で全文が掲載されていない。「創価学会のホームページ」にはひっそりと掲載されているが、むろんインターネットを見られない環境にある学会員は多くいる。
“一応、公表はしている”というポーズであろうか。
学会本部は「会員第一」「会員奉仕第一」が根本精神である。
本部に勤める本部職員は広宣流布を仕事とし、会員の浄財から給与を頂き、生活している。つまり、会員に奉仕することが仕事である。
その本部職員が、会員を代表して、会員のための『会憲』を作成したにもかかわらず、その内容を会の機関紙である聖教新聞に全文を掲載せず、学会員にお知らせしない。やはりどう考えてもおかしいものである。
学会ホームページの『会憲』を見ると、全15条から成るその中身は、まさに驚きの内容である。
新宿区信濃町の『創価学会総本部』に、世界広宣流布を推進するための『世界本部』が置かれ、その『世界本部』には『世界広宣流布諮問会議』が設置される。そして、“日本の会長”が『世界広宣流布諮問会議』に対し、世界広宣流布に関わる重要な事項やその他必要と認める事項について、諮問(意見を求めること)することができることになるのである。『世界広宣流布諮問会議員』は“日本の会長”が任命でき、その任期は“日本の会長”の在任中となる。
また、学会の新たな役職として、『教師』『准教師』なるものが創設される。この『教師』『准教師』なるものは、会の儀式行事を執行し、会員を指導し、世界広宣流布を推進する任に当たるというのだが、これらも“日本の会長”が任命するという。
さらに、“日本の会長”はそれら『教師』の中から『会憲改正会議員』(30名以内)を任命できる。そして、『会憲』を改正するには『会憲改正会議員』の3分の2以上の議決で決定できるとのことである。
様々不明な点も多いが、いずれにしても“日本の会長”に絶大な権限を付与する「会憲」であることが分かる。
いったい全体、どれだけ“日本の会長”に権限を与えるつもりなのか!
どれだけ、“日本の会長”に権力を集中させ、独裁的な上意下達の組織を作れば気が済むのか!
しかも、この「会憲」の中には、“日本の会長”の権力を制限する規定が一つも存在していない。
人間は決して「無謬(むびゅう)〔誤りがないこと〕」ではない。一人の人間に権力を集中させ、それをチェックすら出来ないことは、極めて非民主的であり、時代に逆行していると感じてならない。
かつて師匠が表舞台に立たれていた時の創価学会は、「集団指導体制」を目指していた。しかし、それとは完全に真逆の方向である。
こうした「会憲」が師匠の理念に違背するものであることは明らかである。
今回の『会憲』制定ももちろんおかしいが、実は、2013年以降、学会本部は毎年「会則」や「教義」を『改悪』し続けている実態があるのである。
特に、これまでも何度かブログで書いてきたが、2014年11月の教義変更は、創価学会の信仰の根幹をなす『御本尊の意義』を変更する重大な変更であったのである。
すなわち、創価学会は2014年以前までは、創価三代の会長を中心に、「弘安2年の御本尊」を「一閻浮提総与の大御本尊(全世界のすべての人々が信受すべき御本尊)である」として、広宣流布を進めてきた歴史があった。
それは、日蓮正宗大石寺から池田先生が総講頭を罷免され、さらに創価学会が破門された1991年11月以降においても、学会本部は御本尊に関する公式見解として、
「大御本尊は〔一閻浮提総与〕〔一切衆生総与〕の御本尊ですから、広宣流布を目指す信心と不惜の実践があれば、大御本尊を直接拝さなくても、それは大御本尊の信心であり、逆にたとえ大御本尊を間近に拝しても、広宣流布を目指す信心と、不惜の実践がなければ、大御本尊根本の信心とは言えません」(1993年10月、創価研修シリーズNO.191)と説明していたのである。
むろん第3代会長の池田先生も、創価学会が宗門から破門されて以降も、
「大聖人の出世の本懐である一閻浮提総与の大御本尊が信心の根本であることは、これからも少しも変わらない」(池田大作全集第83巻187頁、1993年9月16日、第1回アメリカSGI最高会議)と明確にご断言されている。
しかしながら、2014年11月、学会本部はこうした『御本尊の意義』に関する内容を真逆に変更する「会則・教義条項の変更」を行なったのである。
すなわち、
「大謗法の地にある弘安2年の御本尊は受持の対象にはいたしません」
「日蓮大聖人が御図顕された御本尊は、すべて『本門の本尊』である」
としたのである。
御本尊は、信仰の根幹中の根幹である。
ゆえに、その「御本尊の意義」を変更するならば、慎重の上に慎重を期し、判断していかなければならないことは当然である。そして最低限、これまでの学会の公式見解との整合を取ることは必須ではなかろうか。
ところが現在の学会本部の説明では、池田先生の上記発言や、学会本部の上記公式見解と全く整合性が取れていない状況にあるのである。
そもそも、「弘安2年の御本尊(大御本尊)」を「信仰の対象としない」として否定しているが、大御本尊を否定するならば、大御本尊を書き写した御本尊も否定されることになると考えることは自然ではなかろうか。
現在、信濃町の大誓堂に御安置されている第64世日昇上人が認められた「創価学会常住御本尊」も、全国の学会員のご自宅に御安置している第26世日寛上人の御形木御本尊も、すべて大元は「弘安2年の御本尊(大御本尊)」を書写した御本尊である。
この事実を、学会本部はどう説明するのか。
その上、学会本部は、「大聖人御図顕の御本尊はすべて良い(認める)」としている。しかし、そうなると身延山久遠寺や池上本門寺にある大聖人御真筆の御本尊も、同様に良い(認める)ことになる。
しかしこうした変更は、戸田先生が陣頭指揮を執られていた当時、日本国内の御本尊の雑乱を憂えられた戸田先生が「弘安2年の御本尊(大御本尊)を信心の根本」とし、必死の闘いで創価の教義を確立されたその御苦労を、水泡に帰させるものではないのか。
もっと言えば、「弘安2年の御本尊(大御本尊)」も、いわゆる「大聖人御図顕の御本尊」である。それにもかかわらず、それだけを信仰の対象外とすることも論理的に矛盾が発生してしまっているのではないか。
こうした疑問に、全国の多くの学会員が頭を悩まし、苦しめられている。しかし、それにもかかわらず学会本部は、まったくもって丁寧な説明をしようとすらしていない。
創価学会は、永遠に『会員第一』である。創価学会の中心はどこまでいっても「学会員」である。ゆえに、学会員は納得して進む当然の権利を持っている。
逆に、本部職員や最高幹部は、当然、学会員に尽くすために存在している。ゆえに、疑問を持った学会員が納得できるように説明する義務があることは当たり前のことである。しかし、まったく説明しない。
「納得できる説明なしに、上意下達的に物事を進める独善・独裁的なやり方」――これこそ、今、学会本部が陥っている最大かつ根本的な誤りではないか。
一連の「会則・教義変更」に通底しているものは、『会員第一』という『創価の根本目的』かつ『師匠の魂』の欠落以外の何ものでもない!
このまま本部執行部が断行した“おかしな教義変更”を放っておくならば、愚かなほんの一部の弟子によって、創価の信仰が完全に破壊されてしまう。
弟子として、それだけはなんとしても回避せねばならない!
「仏法は体、世間は影」である。
今、世界も、日本も、創価も、本当におかしな状態になっている!
そして、その根本原因は、「信仰の根幹中の根幹」である『御本尊の意義』を、本部執行部が三代の師の仰せを蔑ろにして『改悪』したことにあると私は確信する!
ゆえに、私たちは何としても創価を師匠が理想とされる創価へと変革するために、「10・22(日)学会本部サイレントアピール」で、次のスローガンを掲げることを決意しました。
〈原田会長を始めとする本部執行部よ!
2013年以降、改悪した「会則・教義条項」を
即刻、元に戻せ!さもなくば即刻、辞任せよ!〉
間違った変更をしたならば、元に戻すべきは当然である!
毛筋ほどでも妥協し「毒素」を残せば、そこからまた「毒」が全体に蔓延し始め、創価の世界がさらに蝕まれていくことは明らかだからである。
「悪」を滅してこそ、「善」が生じる!
「大善」は、「破邪」の行動の中にこそ、生まれる!
ゆえに、師匠の命である創価の変革をどこまでも信じ抜き、徹して声を上げ抜く闘いの中にこそ、創価三代の師匠に連なる真実の弟子の正義の闘いがあると確信している!
どこまでも大恩ある師匠のために!
どこまでも大恩ある創価のために!
私は断固として闘い抜く決意である!
★「10・22(日)学会本部サイレントアピール」に参加を予定されている方々へ
参加者の方から、「22日が台風の影響で雨の予報だが決行しますか」とのお問い合わせを頂きました。
現在、台風21号はフィリピンの東を北上しており、予報ではサイレントアピール当日である22日(日)には日本の南に達するようで、東京は「曇り時々雨」の予報となっています。
天気予報は刻一刻と変化しており、確実ではありませんが、現状、東京が暴風域に入るといった状況ではないようです。
もちろん、今後の台風の動きを注意深く見守りながらではありますが、現状、「10・22(日)学会本部サイレントアピール」は決行する方向で考えています。
仮にサイレントアピール開始の13時の時点で雨が降っているような場合には、四谷三丁目の「エムワイ貸会議室 Room A」に場所を移動して(信濃町から約800M・徒歩で10分)、サイレントアピール後に開催を予定している「座談会(さっくばらんに語り合う懇談会)」を先に行ない、天候の様子を見ながら、雨が止んだ時点で大誓堂前に立ち、本部執行部に対して、15分でも30分でも民衆の怒りのサイレントアピールを突き付けていきたいと考えています。
祈りに祈り、何としても台風を弱め、反らせ、サイレントアピールの時間には雨が降らないことと、無事故・大勝利のサイレントアピールを、断固、勝ち取って参ります!
<「10.22(日)学会本部前サイレントアピール」のお知らせと、ご参加の事前連絡のお願い>
■ 日時
平成29年10月22日(日)
①13時00分~14時00分
学会本部サイレントアピール
②14時15分~16時45分
座談会(ざっくばらんに語り合う懇談会)
※サイレントアピールは1時間を予定しています。これまでの経験から、横断幕を掲げて立ち続けられるのはおよそ1時間が限度だと思いました。参加して下さる皆様が、創価変革のために行動して、体調を壊されることだけは絶対にあってはならないと思い、1時間とさせていただきます。
※それぞれのご体調に合わせ、椅子をご用意されたり、休憩を取られたりして頂いても構いません。もちろん、前回と同様に、各々状況があるのは当然ですので、マスクやサングラスをしての参加でも全く構いません。
※サイレントアピール後の座談会(ざっくばらんに語り合う懇談会)は、式次第は無しで、自由に思いをなんでも語り合っていきたいと思います。
※また今回は、天気が崩れる可能性があり、決して無理してのご参加をされる必要はもちろんありません。サイレントアピールで御体調を崩されてしまっては本末転倒になってしまうので、体調のすぐれない方は絶対にご無理をなされず、欠席して頂いて大丈夫ですので、よろしくお願いいたします。
■ 場所
①信濃町の学会本部前 【学会本部サイレントアピール】
②エムワイ貸会議室 四谷三丁目 Room A 【座談会(ざっくばらんに語り合う懇談会)】
・(住所)〒160-0004 東京都新宿区四谷3-12 丸正総本店ビル6F
・(交通)東京メトロ丸ノ内線「四谷三丁目」駅 1番出口 徒歩1分
・(座談会会場地図)
■ 今回掲げるスローガン
今回のサイレントでは、原田会長を始めとする本部執行部に対し、以下5点のスローガンを突き付け、そうしない場合には「原田会長を始めとする本部執行部は即刻辞任すべきである!」と抗議したいと思います!
1、〈「安保法制」と「共謀罪法」の廃止のために、死に物狂いで闘え!〉
2、〈2013年以降、改悪した「会則・教義条項」を即刻、元に戻せ!〉
3、〈本部職員による金銭横領疑惑の真相を明らかにすべき!〉
4、〈学会のために声を上げる会員を処分するな!〉
■ (参加を希望して下さる方々へ)事前連絡のお願い
安全かつ合法的にサイレントアピールができるように、これまで警視庁と弁護士に相談してきました。
その上で、絶対無事故、絶対安全を期すために、参加を希望して下さる方とは、事前に個別に連携を取らせていただき、参加予定人数を掌握したいと思っております。
つきましては、前日である10月21日(土)までに、①お名前、②ご連絡先(電話番号)、③参加予定人数を、ブログ宛にメールでお知らせ下さいますようお願い致します。
簡単な一文で構いません。「小平秀一 090-****-**** 2名で参加します!」のように書いていただければ、こちらから折り返しご連絡をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
■ メディアの取材について
当日は複数社、動画配信のメディアが取材に来られる予定になっています。リアルタイムで配信ができるかは分かりませんが、少なくとも後日インターネットに配信される予定です。
取材は希望される方のみで行ない、希望されない方が映ることはありませんので、ご安心頂ければと思います。
【その他のお知らせ】
1、「譴責・配転裁判」について
11月13日(月)までに、私たちとして、「再現動画VTR」の反訳書(私たちと原田会長を始めとする本部執行部等の行為態様、情景描写も含む)と共に、私たちや原田会長などの本部最高幹部らの行為態様についての主張書面を作成し、提出する予定です。
次回裁判期日は、11月21日(火)午後2時から東京地裁611号法廷で行なわれます。この期日は、公開の法廷で行なわれますので傍聴することが可能です。もしお時間が都合のつく同志は、時間は15分程度ではありますが、傍聴しに来ていただけると、本当に嬉しいです。
この裁判で、断固、恣意的に権力を濫用する本部執行部の不当性を明確にする決意です。
身分も地位も富も無さすぎる私たちですが、師匠のため、創価学会のために、己身の臆病、油断、慢心を徹して排し、全力で闘い抜きます。
2、『実名告発創価学会』について
私たちが学会本部の中で体験してきた事実を書いた著書『実名告発 創価学会』が好評販売中です。
創価を愛し、創価の変革を願う同志の皆さんに是非お読みいただきたいと思っています。また、学会本部を変革していくための「対話の道具」としてご利用いただければ本当に嬉しいです。<当ブログメニューの「リンク」からご購入いただけます>
※誤字の訂正のお知らせ
36頁9行目の「かつて2006年6月頃、師匠は本部職員の全体会議で」の日付が、正しくは「2002年6月頃」でした。申し訳ありませんが訂正をお願い申し上げます。
3、ブログ読者の方からのご要望により、本ブログのリンクコーナーに「●これまでのブログ記事の索引」をご用意いたしました。過去のブログを見られたい方は、是非、ご活用いただければと思います。
4、今般、諸般の事情により、「創価学会元職員3名のブログ」のツイッターアカウントを消去しました。