[Engadget US版より(原文へ)]
Computex 2018にてASUSはコンセプトのデュアルスクリーン搭載ラップトップで注目を集めているようですが、他のメーカーも過去に同じ試みをしていた(ZTEのAxon Mなど?)ことを忘れてはいけません。一方レノボはASUSから注目を奪うべく、イベント中のインテルのキーノートにて「第2世代Yoga Book」を発表しました。
初代Yoga Bookは10インチディスプレイを搭載したコンバーチブルタイプのノートPCで、本体の片方にはスクリーンですが、もう片方のキーボードがあるべき部分は真っ平ら。レノボが「halo keyboard」と呼ぶこのエリアでは、実際のボタンのかわりに軽い触覚フィードバックとキーの輪郭が浮かび上がるシステムを採用したのです。
キーボードを取り除くことでYoga Bookは他のコンバーチブルタイプのノートPCに比べて大幅な薄型化を実現しただけでなく、ディスプレイをオフにした状態でも走り書きが読み取れるようになったのです。
初代Yoga Book
結論をいえば、初代Yoga Bookは目新しさはあったものの十分に機能しているとはいえませんでした。しかし第2世代Yoga Bookでは単純なタッチパネルとディスプレイのかわりに、デュアルディスプレイを搭載。さらに「拡張インク体験」や「AIキーボード」などの機能を実装......とされていますが、その詳細は明かされませんでした(我々の想像では、予測タイピング機能のようなものではないでしょうか)。また、よりパワフルなインテル製CPUを搭載しています。
これがレノボが現時点で発表した全てで、さらなる詳細は年内に発表されます。この魅力的なティーザーから詳細をうかがい知るのは難しいのですが、レノボやASUSがデュアルスクリーンを搭載したデバイスに注力している点は興味深いでしょう。はたしてこれが、未来のラップトップやコンバーチブルタイプのノートPCなのでしょうか? その答えを知るには、まだ待つ必要があります。
編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。
原文著者:Devindra Hardawar