美女平で写真家クマに襲われ重傷
5日午後、立山町の「立山黒部アルペンルート」の美女平駅に近い山中で、67歳の写真家の男性がクマに襲われて顔に大けがをしました。
5日午後1時すぎ、立山町芦峅寺の立山ケーブルカーの美女平駅に近い山中で、男性がクマに襲われてけがをしたと建設会社の社員から消防に通報がありました。
警察によりますと、クマに襲われたのは、立山町の写真家、高橋敬市さん(67歳)で、顔の骨を折るなどの大けがをしてドクターヘリで富山市内の病院に運ばれて手当てを受けています。
高橋さんは、美女平駅からおよそ200メートル離れた建設会社の詰め所に助けを求めたということで、高橋さんは病院の医師に「襲ったのは子グマだった」と話しているということです。
高橋さんは、長年、北アルプスの自然を撮り続けていることで知られ、各地で写真展も開いていて、通報した社員によりますと、高橋さんは「ブナ坂」と呼ばれる場所で写真を撮影していたと話したということです。
美女平駅は「立山黒部アルペンルート」の立山ケーブルカーと立山高原バスを乗り継ぐ標高977メートルの地点で、周辺は散策を楽しむ人も多いため、警察や県などは注意を呼びかけています。