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スクエニ、モバイルゲーム「GO」シリーズを終了。有料アプリは購入ハードル高いと説明

モバイルゲーム開発は継続

Munenori Taniguchi
2018年6月4日, 午後07:15 in Mobile
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スクウェア・エニックス・モントリオールのモバイルアプリ責任者Patrick Naud氏が、旧Eidosヒット作をモバイルゲームにアレンジした「~~GO」シリーズの新作を開発しないと語りました。これまでにリリースした「Hitman GO」、「Lara Croft GO」、「Deus Ex GO」はいずれもユーザーの評価も高く、収益もあがっていたものの、Naud氏は有料モバイルゲームの市場が後退していると、その理由を説明しています。


このGOシリーズ3部作は、人気タイトルの雰囲気や世界観を維持しつつもターン制パズルゲームとして緻密に作り込まれており、グラフィックやボリュームの面でもモバイルゲームとして高いクオリティを誇るモバイルゲームのお手本のようなゲームアプリです。iOS版ではApp Storeにおける5段階評価でいずれも4.3以上を獲得しています。

ただ、最初に(日本では通常価格600円)を支払えばあとはほぼ無料で遊べるにもかかわらず、Naud氏が期待するほど多くのユーザーが購入するには至らなかった点は、世界的に基本無料(+アプリ内課金)ゲームに慣れきったモバイルゲーム市場の風潮を示しているようです。



ただ、スクウェア・エニックスとしてはモバイルゲームの製作をやめるわけではなく、基本無料を主体とするにしても、今後も革新的なゲームアプリを出していくことを望んでいます。とくに著名タイトルの移植ではモバイルに合わせたゲームシステムのアレンジも必要だと考えています。

モバイルゲームを開発する側は、ゲームそのものの内容だけでなく、ユーザーにアプリ内課金を納得してもらえるようなゲームづくりに順応していくことが求められるのかもしれません。

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