人種差別や外国人排斥をあおるサイトから広告を引き揚げさせる運動

ネトウヨサイトや ヘイトまとめサイトをなくす方法のひとつとして、広告主のツイッターアカウントや会社のメールにおだやかな口調で知らせるというやり方が行われています。

アメリカの「Sleeping Giants」が呼びかけている運動です。方法はとてもシンプルです。 

 ボイコット運動は、とてもシンプルです。ブライトバートのようなニュースサイトやヘイトスピーチ動画に、企業の広告が表示されていたとします。スリーピング・ジャイアンツは広告を見つけた人に対し、画面のスクリーンショットを撮り、攻撃的でない口調のコメントとともに、広告主のツイッターアカウントとスリーピング・ジャイアンツのアカウントに知らせるよう呼びかけたのです。

 ネット環境があれば誰もが見ることのできるツイッター上で指摘することに意義があります。広告掲載を指摘された企業がどのように対応したか、あるいは対応しなかったかが明らかになるからです。

 

 元記事(現在は有料)

mainichi.jp

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日本には、「Sleeping Giants」のようなサイトはないので、企業のツイッターアカウントやメールに直接お知らせすることになります。
実際に行われた例がありましたので、紹介します。

 

いきなりボイコットではなく、「ていねいな通知」からが良さそうですね(ネットでは、狙って広告出してるよりも自動出稿になってるケースが多そうです)
https://twitter.com/kin_kim/status/1002562842359287809

 ネット広告は例えば「男性、40代、ニュースに関心のある人」などのターゲット設定、後は自動出稿。「そんなヘイトまとめサイトに出てるとは知らなかった」というのが実状。知らせてあげるスタンスで。広告広報が主管ながらCSR(企業の社会的責任)、コンプライアンス(公正)担当などもいいかも。
https://twitter.com/kin_kim/status/1003919700848345088

お知らせツイートやメールのサンプル
「お忙しい所恐れ入ります。〇〇というネットまとめサイトに御社の広告が出ていました。… このサイトは、へイトスピーチの温床となっています。…インターネット広告の出稿先の管理は難しいと思いますが、このような媒体を特定的に排除することは可能だと思います。… 」
https://twitter.com/kin_kim/status/1002523962902016000

 

このようなメールを送ったところ、「ご指摘いただきましたサイトへの広告は停止の措置を取りました」「今後は、出稿先をより注意して選定して参ります」という返事があったそうです。

対応の早い企業とそうでない企業がすぐにわかり、情報を共有することで対応がなかったり遅かったりする企業に注意喚起することができそうです。

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