Spectee・村上建治郎CEO<1>SNS情報をAIで収集し報道に配信
例えば、都内某所で火災が発生したとする。それをいち早く“報じる”のは、今や新聞でもテレビでもない。ツイッターやインスタグラムといったSNSだ。
たまたま現場に居合わせた誰かが「火事が起きている」とつぶやく。目の前で起きている火災の画像や動画をアップする。どんな新聞社もテレビ局も、その“速報性”にはかなわない。
そうしたニュース性のあるSNS上の情報を、AIを使った独自の特許技術で自動的に収集、分析。どこで、どんなことが起きているのかをより正確に、リアルタイムで報道機関に配信しているのがSpecteeだ。
報道機関向けのニュース速報サービスは、2016年に開始してからわずか1年で100社以上が導入。朝日新聞などの全国紙や、NHKなどのキー局をはじめ、現在は130社を超え、90%以上のシェアを誇る。