宮森はやとの雑草魂

芸大も出ていない、絵の勉強経験もない雑草画家のブログ。

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Forever,Change

宮森はやとは絵の下手な三流画家である。熱い三流なら上等よ!

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ぼくは自分で言ってしまいますが絵が下手です。

 

なにせ絵は特に得意だったわけでもなく、絵を始めた理由も10代、20代の若手ラッパーの勢いが凄まじすぎて「自分はラッパーでは生きていけない」と心がヘシ折れ、現実逃避から始めたモノだからです。

 

しかし、そんなぼくの絵がこれまで10作品買っていただけて、いずれも3万円〜10万円39円という評価を頂いています。

絵の下手な三流画家の自分の絵に価値を与えてくださった依頼者のみなさんには感謝しかありませんが、この結果を今でも他ならぬ自分自身が信じられていません。

ただ、そんな自分に価値や可能性を感じてくださる人たちがいるわけですから、これからもアート活動をがんばっていきたいという気持ちです。

 

三流の道を極めたい。絵がそんなに上手いと思えないアーティストの作品でも魅力的なモノがたくさんあった

「画家として一流になりたいのか?」と質問されると普通なら「Yes!」と即答しなければならないモノだと思います。

しかし、ぼくは今まで何千円のアートから何十億円のアートまでちゃんとお金を払って生で観てきています。

その中で、超一流の作品も観ているので「自分には絵の才能は無い」ということには気付いています。

 

ラッパーの時は圧倒的な技術の差を感じた時に「無理だ!」とすぐに思いました。

ですが、画家の場合は不思議にそう思わなかったのです。

 

なぜそう思わなかったかと言うと、

1.こんな自分の絵に喜んでくださった依頼者がいたこと

2.絵がそんなに上手いと思えないアーティストの作品でも魅力的な作品がたくさんあること

3.絵がそんなに上手いと思えないアーティストの作品でも高い評価をもらってる作品がたくさんあること

 

この3つが大きいです。

特に2,3に関しては作品展や個展にたっくさん自分の足で行ったから気付けたことであり、やっぱり情報収集は重要だと思いました。

この経験からぼくのような三流画家でも活動し続けていれば作品を好きでいてくださる人もどんどん増えてくるんじゃないかと可能性を感じています。

 

なので、三流は三流らしく、一流を目指さず三流の道を極めたいと思っているのです。

 

熱い三流なら上等よ!

ぼくの人生で一番衝撃を受けた漫画が天という作品なんですが、その最終巻で主人公の赤木が言うんです。(厳密には赤木は主人公ではないんですが、最終巻は主人公のようなモノ)

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「誰だって成功したい。金や地位、名声、権力、賞賛。そういうものに憧れる。

けどよ、ちょっと顧みれば分かる。

それは『人生そのもの』じゃない。そういうものは全部『人生の飾り』に過ぎない。

ただ、やること。その熱...行為そのものが生きるってこと。

『成功を目指すな』と言ってるんじゃない。

その成否に囚われ、思い煩い、止まってしまうこと。熱を失ってしまうこと。これがまずい。

いいじゃないか。三流で。熱い三流なら上等よ!

まるで構わない。

だから恐れるな、繰り返す失敗を恐れるな。

 

ぼくはこの赤木の思想に強く共感します。

ぼく自身も絵の才能が無いことは分かっていますが、だからといってそれで画家として生きることを目指しちゃいけないわけじゃありません。

一流には一流の生き方があり、三流には三流の生き方があるのだとぼくは思います。

そのためにも熱い三流でいること、これが最も重要に感じています。

 

なので、世の中の「自分には才能が無い」と思い患ってるみなさん、才能なんて必要無いんです。

それよりも大事なのは熱量です。

熱い三流なら上等よ!

 

ぼくはこれからもたとえ絵が下手でも熱量のある画家で在り続けたいと思っていますよ。

 

漫画「天」は本当に価値観を変えさせられる作品なので日曜の休日の読書にはむちゃくちゃおすすめです。この漫画は本当に読んだ方がいいですよ!

関連記事:すべてのアーティストに漫画「天」の16巻〜18巻を読んでほしい! - 宮森はやとの雑草魂

 

最後にお知らせ!

こんな三流画家のみやもの個展が残り5日後に迫っています。

一人でも多くのみなさんにぼくの作品を生で観ていただきたいので東京周辺在住でお時間のある方はぜひお越しください!

詳しくはこちら!

【ご報告】宮森はやとは6月に個展を開催します! 

 

 それでは今日はこのへんで。

 

わっしょい!