総務政務官が飯綱町議会改革視察

地方議会の議員のなり手不足が深刻な課題となる中、総務省の小倉政務官が飯綱町の議会を視察し、全国的にも注目されている議会改革の取り組みなどについて意見を交わしました。

小倉政務官は、総務省が立ち上げた有識者研究会がことし3月、地方議員のなり手不足の解消に向けた報告書をまとめたのを受けて、4日、議会改革の取り組みが注目されている飯綱町の議会を視察に訪れました。
議会関係者との懇談の中で、清水滿議長が住民が議員とともに政策を提言する「政策サポーター制度」を導入した結果、去年の選挙でサポーターを経験した3人が議員になるなど改革の成果が出ていると説明しました。
また3人の女性議員のうちの1人は、子育てをしながら議員活動をしていることを説明し、「自分の子どもの未来をつくっていくというやりがいを感じています」と話しました。
これに対し、小倉政務官は「これからは議員自身も働き方を変えて議員になるうえでの心理的、物理的なハードルを下げることが必要だ」と応えていました。
小倉政務官は「政策サポーター制度は議会のなり手不足問題に役立つと感じた。有識者研究会がまとめた報告書について、地方からさまざまな声が上がっているので、地方の意見をしっかり聞いて今後の議論に役立てたい」と話していました。