松坂、球宴投票１位浮上　再起ストーリーみんなが応援！

　ついにトップに躍り出た。中日・松坂大輔投手（３７）が、４日に中間発表された「マイナビオールスターゲーム２０１８」（７月１３日、１４日）のファン投票セ・リーグ先発投手部門で巨人・菅野智之投手（２８）を逆転し、１位に浮上した。８日の古巣・ソフトバンク戦に先発予定の松坂はこの日、ナゴヤドームで行われた練習に参加。ファンの熱烈支持への感謝を口にした。

　捕らえた。ファン投票の先発投手部門。５月２９日の第１回中間発表からピタリと２位で追走してきた松坂が、とうとう菅野を抜いた。その差は２４６７票。プロ野球ファン８万７０１４票の支持を集めた竜の右腕が最上位に立った。

　西武時代の０６年以来となる球宴の舞台に、また一歩近づいた。事実上の一騎打ちとなっているセの先発投手部門。１位に立ったことを伝え聞いた松坂は「たくさんの人に票を入れていただいて、ありがたいです。これからも票が伸びるように、次の登板も頑張ります」と素直に感謝した。

　もちろん、話題性だけではこれほどの票を集めることはできない。日本球界復帰後は右肩手術などで苦難の３年間を過ごした。テスト入団で竜の一員となった今季は６試合に先発。２勝を挙げ、防御率は２・５１。「平成の怪物」の再起ストーリーが野球ファンの心を引きつけている。