前回のエントリーからかなり期間が空いてしまいましてスミマセン。
今回はブルベにおけるミスコースを防ぐTipsを紹介しようと思います。
(ツイッターでまとめようかなとつぶやいたら意外と反響が大きくて大急ぎでまとめました)
使用するのはeTrexの近接アラート機能です。
なんだそんなの知ってるけどあれ設定するのめんどくせーんだよ
と思ってる方もいるかと思います。
私もカシミールでGPXデータを読み込んでwaypoint設定してだの
eTrexで近接アラートを設定して・・・とやったことはありますがめんどくさすぎて1回でやめました。
そんな面倒くさがりなあなたに可能な限り手順を自動化した方法を紹介します。
ただ残念ながらRideWithGPSはBasic以上の有料サブスクリプションサービスへの登録が必要です。
コースデータにwaypointを含めて出力するオプションが有料サービスだからです。
ちなみに、EDGEシリーズを使ってる方はTCXデータでダウンロードすれば同じことができるようです。詳しくは調べてください。
手順をざっくり説明すると、
1.RideWithGPSでルートを作成する(もしくは主催が用意してくれたコースデータを使わせていただく)
2.自動生成されたキューシートから直線やT字路など余分なキューを削除する
3.ExportでGXP Routeデータを出力する
4.WP近接アラートを設定する
です。
では一つづつ。
手順.1 RideWithGPSでルートを作成する
特に考えるとはなくキューシート通りにルートを作成してください。
下記のサンプルはBRM602首都圏一周600の最初の通過チェックまでのルートです。
手順.2
手順.1で作成したルートのキューシートですが、RideWithGPSは何故か直進するルートでも自動生成しちゃうようです(国道→県道の切り替わりや街道の切り替わりで作る?)

他にも丁字路なんてのは別に教えてくれなくてもわかりますし、
連続した曲がりも知らせなくってもいいですよね。
そういう無駄なものを削除しちゃいます。
それすら面倒な方は別にそのままでも問題ありません(走行中にちょっとうざい思いをするだけです)
ざっくり削除したのがこちら
だいぶスッキリしました。
手順.3
すっきりしたルートをGPXデータとして出力します。
ここで、
「Include cues as waypoints? Warning: can clutter your GPS with extra points.」というチェックを有効にしてください。

「Include POI as waypoints?」にチェックを入れておけばPOIの情報もWPとして保存されます。
※「Reduce to 500 points」にはチェックはいれないでください
手順.4
さてここからが工夫のしどころでして、
WayPointの近接を一つづつeTrex上で設定するとかやってられねー!
ということで一気に設定しちゃうツールを用意しました。
ツールは以下からダウンロードしてください。
gxpWPAlertSet.zip
使い方は"gxpWPAlertSetの使い方.txt"を参照してください。
PowerShellというWindows標準のスクリプトシェルを利用してますのでWindows環境であれば特に環境を整備することなく使用可能なはずです。
Windows7で動作を確認していますが、10などでも問題ないはずです。
単純に特定タグを置き換えてるだけのスクリプトなので、他の環境で動作させたい方は中のコードを見てperl等お好きなスクリプトで作成してください。
※ITエンジニアらしからぬ汚いコードやxml構文?なにそれ?なとこには目をつぶってください・・・
あとは変換したGPXファイルをeTrexにいつもどおり転送すれば使用可能です。
ちなみに、個人的には0.2mile(320m)ほどで鳴らすのがいい感じでした。
最後にeTrexを始めとしたGPS機器は素晴らしいツールで自分も大いに助けられていますが、キューシートも非常に重要です。
ルートだけでなくコースの重要なポイント、注意事項など安全に走るための様々な情報が込められています。
ブリーフィングでは当然キューシートを持っていること前提で最新の情報を伝えますので、ぜひキューシートもちゃんと手元に置いて走った方が安心安全なブルベになるかと思います。
そして重要なのが近接アラートが鳴っても即座に画面を見に行くのではなく、ちゃんと安全な状況であることを確認してからにしてください。
気を取られて事故ってしまったら目も当てられませんので本当に十分お気をつけください。
本Tipsを利用することによって生じるいかなる問題についても、当方はその責を負いません(免責のお約束)。
では皆さんよいブルベライフを!
今回はブルベにおけるミスコースを防ぐTipsを紹介しようと思います。
(ツイッターでまとめようかなとつぶやいたら意外と反響が大きくて大急ぎでまとめました)
使用するのはeTrexの近接アラート機能です。
なんだそんなの知ってるけどあれ設定するのめんどくせーんだよ
と思ってる方もいるかと思います。
私もカシミールでGPXデータを読み込んでwaypoint設定してだの
eTrexで近接アラートを設定して・・・とやったことはありますがめんどくさすぎて1回でやめました。
そんな面倒くさがりなあなたに可能な限り手順を自動化した方法を紹介します。
ただ残念ながらRideWithGPSはBasic以上の有料サブスクリプションサービスへの登録が必要です。
コースデータにwaypointを含めて出力するオプションが有料サービスだからです。
ちなみに、EDGEシリーズを使ってる方はTCXデータでダウンロードすれば同じことができるようです。詳しくは調べてください。
手順をざっくり説明すると、
1.RideWithGPSでルートを作成する(もしくは主催が用意してくれたコースデータを使わせていただく)
2.自動生成されたキューシートから直線やT字路など余分なキューを削除する
3.ExportでGXP Routeデータを出力する
4.WP近接アラートを設定する
です。
では一つづつ。
手順.1 RideWithGPSでルートを作成する
特に考えるとはなくキューシート通りにルートを作成してください。
下記のサンプルはBRM602首都圏一周600の最初の通過チェックまでのルートです。
手順.2
手順.1で作成したルートのキューシートですが、RideWithGPSは何故か直進するルートでも自動生成しちゃうようです(国道→県道の切り替わりや街道の切り替わりで作る?)
他にも丁字路なんてのは別に教えてくれなくてもわかりますし、
連続した曲がりも知らせなくってもいいですよね。
そういう無駄なものを削除しちゃいます。
それすら面倒な方は別にそのままでも問題ありません(走行中にちょっとうざい思いをするだけです)
ざっくり削除したのがこちら
だいぶスッキリしました。
手順.3
すっきりしたルートをGPXデータとして出力します。
ここで、
「Include cues as waypoints? Warning: can clutter your GPS with extra points.」というチェックを有効にしてください。
「Include POI as waypoints?」にチェックを入れておけばPOIの情報もWPとして保存されます。
※「Reduce to 500 points」にはチェックはいれないでください
手順.4
さてここからが工夫のしどころでして、
WayPointの近接を一つづつeTrex上で設定するとかやってられねー!
ということで一気に設定しちゃうツールを用意しました。
ツールは以下からダウンロードしてください。
gxpWPAlertSet.zip
使い方は"gxpWPAlertSetの使い方.txt"を参照してください。
PowerShellというWindows標準のスクリプトシェルを利用してますのでWindows環境であれば特に環境を整備することなく使用可能なはずです。
Windows7で動作を確認していますが、10などでも問題ないはずです。
単純に特定タグを置き換えてるだけのスクリプトなので、他の環境で動作させたい方は中のコードを見てperl等お好きなスクリプトで作成してください。
※ITエンジニアらしからぬ汚いコードやxml構文?なにそれ?なとこには目をつぶってください・・・
あとは変換したGPXファイルをeTrexにいつもどおり転送すれば使用可能です。
ちなみに、個人的には0.2mile(320m)ほどで鳴らすのがいい感じでした。
最後にeTrexを始めとしたGPS機器は素晴らしいツールで自分も大いに助けられていますが、キューシートも非常に重要です。
ルートだけでなくコースの重要なポイント、注意事項など安全に走るための様々な情報が込められています。
ブリーフィングでは当然キューシートを持っていること前提で最新の情報を伝えますので、ぜひキューシートもちゃんと手元に置いて走った方が安心安全なブルベになるかと思います。
そして重要なのが近接アラートが鳴っても即座に画面を見に行くのではなく、ちゃんと安全な状況であることを確認してからにしてください。
気を取られて事故ってしまったら目も当てられませんので本当に十分お気をつけください。
本Tipsを利用することによって生じるいかなる問題についても、当方はその責を負いません(免責のお約束)。
では皆さんよいブルベライフを!
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