仮想通貨マイニング投資のお話
米国株投資ブロガーのたぱぞうです。先日、Twitterで「仮想通貨マイニングについての記事って需要ありますか?」とtweetしてみたところ、結構な反響をいただきましたので、記事にしてみます。
年初より仮想通貨に関しての情報をちょこちょこと集めていたのですが、どうにもコインチェックなどの報道をみるにつけ、「うーん」と思っていました。その後、コインチェックの営業利益が判明し、「やはり」という思いを新たにしました。
思うに、販売所にしても取引所にしてもマージンの中抜きが激しすぎるのです。株は売りたい人がいて、買いたい人がいて、お互いのすり合わせで価格形成されます。仮想通貨の場合は必ずしもそういうわけではなく、仲介業者の中抜きがあります。
いわば、不動産仲介手数料のようなものです。不動産は確かに保証会社を付けたり、売買契約をしたり、様々な手間と時間がかかります。相応の妥当性があります。それに対して仮想通貨に関しては取引のカタチは株式に近いですね。
つまり、システムさえ作ってしまえばあとは・・・ということです。では、なぜそのような中抜きシステムが成り立つのかと言えば、東証やNYSE・Nasdaqのような公の取引所が無いことが一番の理由でしょう。
改めて株式の公平性や先進性に気づいたわけです。ただ、年始に「やってみる」と宣言した以上、関わってみたいなと思っていたのは事実ですね。
仮想通貨マイニングの置かれた環境も簡単ではないが
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実は、友人のお兄さんがIT系の企業を経営しており、そのお兄さんが仮想通貨マイニングを事業として行っています。いわばちょっとしたクラウドマイニングですね。
IT関係の人脈を生かし、安く機材を入手し、マイニング機器を組み立ててマイニングを行う、というスキームになっています。
ただ、日本の場合は基本となる電気料金が高いので、よほどマイニング機器を安く仕入れないとやっていけません。そこはやはり人脈ということになりますね。
どうして仮想通貨マイニングを始めたか
では、なぜ仮想通貨マイニングを始めたか、というところです。いくつかの理由があります。
- 価格が下落傾向にあり、落ち着いてきたように見える
- 機材を一括償却できる
- 分散投資の一環
こういう理由です。順を追って説明します。
仮想通貨の価格が下落傾向にある
まず、ビットコインを始めとする仮想通貨価格の下落があります。一時期の騒乱を経て、価格がずるずると下げ続けています。仮想通貨が本当に世間に広がるためには、価格の安定が欠かせません。
去年のような乱高下は投機家にとっては嬉しいでしょう。しかし、仮想通貨の本来の強みである決済通貨としての価値を減衰してしまうことになります。ボラティリティが高すぎる限りにおいて、仮想通貨は決済通貨としてのマジョリティにはなりえません。
そういう意味では、順調に価格が落ちてきており、面白いのではないかと思いました。
機材を一括償却できる
地味ですが、大きな理由の1つに機材の一括償却があります。手元には置いていませんが、一応ハードを購入しています。これを一括償却することで、利益を経費で差し引くことができます。
120万~130万の投資ですので、そのまま経費を引けることになります。ざっくりと法人税が3割ですから、20万円後半から30万円ぐらいの節税効果があります。ただ、仮想通貨を円転したところで課税されますけどね。
分散投資の一環
あとは、分散投資の一環ということです。昨年から太陽光を始め、さらにちょこちょこと事業めいたことに投資をしています。最も安定した収入は米国株であり、あるいは太陽光ですが、いつか来るリセッションに備えて投資の幅を持たせておこうと思っています。
仮想通貨は株式と逆相関というよりも、相関性のほうが高いと思っていますが、分散という意味ではアリなのかな、と思い始めています。
仮想通貨マイニングの条件
機材が時価なので毎月条件は変わりますが、新規に買う場合はこのようになっています。
機材代 120万~130万
電気代 毎月2.5万
マイニング報酬 毎月0.1BTC
契約期間 2年間
つまり、2年で2.4BTC得られます。電気代は2年で60万です。機材と合わせると180万~200万程度で2.4BTC得られるというわけです。
ビットコイン価格が100万円になれば、240万です。
ビットコイン価格が30万円になれば、72万円です。大損です(笑)
さて、この投資が吉とでるか、凶と出るか。ひとまずご報告しておきたいと思います。米国株や太陽光ほどの安定感は・・・無いですね(笑)
ちなみに、ご紹介することもできますが、1か月にせいぜい10口程度の販売数です。殆ど手作り、ロットはそんなにありませんので併せてお伝えしておきます。決算対策という意味では面白いと思いますよ。ご興味ある方は、お問い合わせからご連絡下さい。
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昨年の夏ごろの記事です。このころに参入してたらまた違ったのでしょうが、ああいう熱狂の雰囲気は私はあんまり・・・なんですよね。
仮想通貨バブルの総括ということで記事にしました。ちょっと仮想通貨は拡散が過ぎたようなところがありますね。投資に関わる私たちにとって、多くの教訓を残してくれた狂騒曲でした。
新年の抱負として「仮想通貨投資をやってみる」と宣言したわけですが、ようやくカタチになりました。友人の紹介でなければやっていないですね。