台湾で始まったCOMPUTEX TAIPEI 2018において、ASUSが同社のゲーマー向けブランドROGの名を冠したゲーミングスマートフォン「ROG Phone」を発表しました。
ゲーミングスマートフォンは、昨年、PC周辺機器メーカーのRazerが発売した「Razer Phone」を皮切りに、Xiaomiが出資している「Black Shark」、ZTEのサブブランドNubiaから「Red Magic」が発表されるなど、注目を集めるジャンルになりつつあります。
ASUSのROG Phoneはゲーミングスマートフォンを名乗るだけあり、RAMは8GB、SoCにはハイエンドなSnapdragon 845を搭載。しかも、これをクロックアップしており、クロックスピードは2.96GHzに達します(通常は2.8GHz)。これによりAnTuTuスコアは304183点を記録。通常のSnapdragon 845搭載機のスコアは27万点前後なので、クロックアップはかなり効いているようです。
このクロックアップを支えるため、冷却系も強化。放熱エリアの面積は、通常の16倍もの面積になっているとのこと。さらに、オプションで背面に取り付ける冷却システムも用意。冷却性能を向上させることができます。
ディスプレイは6インチ 2160x1080のAMOLED。HDRに対応するほか、90Hz駆動で応答速度は1msとゲーマー向け仕様になっています。バッテリー容量は4000mAh。
背面カメラはZenfone 5と同様の12MP/8MPのデュアル仕様でフロントカメラは8MP。指紋センサは、わかりにくいですが背面に搭載されています。
USBポートは通常のスマートフォンと同様に底面にType-Cポートがあるほか、左側面にも搭載。これは主に専用アクセサリー向けですが、横持ちで使用する際にケーブルが邪魔にならないメリットがあります。