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 屋外に出ると、スマートフォンの液晶パネルが太陽光を反射して、表示内容が極めて見にくくなる――。このような問題を解決するディスプレー技術を、シャープが開発した。ディスプレーの学会「SID 2018」(5月20~25日、米国ロサンゼルス)で技術内容を発表し、試作パネルをオーサーズインタビューで披露した(図1、論文番号74.2)。

図1 従来型液晶(左)と新開発の低反射型液晶(右)の比較デモ
白色LEDで照らした明るい環境下で、液晶パネルの表示を比較した。その差は一目瞭然だった。
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