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    メッセージ・サービスは高い評価を得た
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      アクセルは1989年1月の設立。ボイスメールやファクス、ウェブメール、留守番電話を一元管理したメッセージ・サービスは高い評価を得た。韓国の人気俳優の公式携帯サイトの開発も手がけ、08年2月期の売上高は約24億4200万円を誇った。 しかし同社は当時IT業界にまん延していた架空還流取引に関与していたようだ。09年2月期の決算は架空還流取引に係る売り上げや売上原価、費用などの不適切取引を一括処理したことで、売上高は約13億300万円に激減。当期純損失は約27億5100万円にもなり、約17億5200万円の債務超過に転落した。 08年2月、大阪府警などは株価操縦による証券取引法違反容疑で元反社会組織関係者など4人を逮捕。その関係先として、ある投資家の会社なども家宅捜索された。家宅捜索された投資家を筆頭株主とする、ある上場会社は当該投資家に代わる株式の引受先を探すことになり、アクセルの横田尚正社長がその候補に挙がった。横田社長に資金がなかったため、当該上場会社の資金が還流して株式買い取りに使われた。 08年10月、この上場会社はアクセルとの合併を基本合意したと発表した。その2カ月後の同年12月にアクセル側に問題があったとして合併の期限延期を発表。11年12月に当時のなた豆茶の経営陣と横田社長に約6億3600万円の損害賠償請求を提訴するに至った。 アクセルは10年6月に3社を会社分割により新設し、それぞれに事業を分割して再建を目指した。しかし、13年5月に都内のIT会社がアクセルや分割3社などを被告として詐害行為取消請求事件を提訴。13年9月にメガバンクがアクセルと横田社長を被告として約9億3300万円の貸金等請求を提訴するなど訴訟が相次いだ。12年にサービサーが提訴していたアクセルと横田社長、なた豆茶を分割3社などへの約9300万円の譲渡債権請求事件では、14年1月17日にアクセルと横田社長に支払い命令の判決が出された。 万事休す。約17億5000万円の負債を抱え、1月31日に東京地裁へ自己破産の申請を余儀なくされ、2月5日に破産手続き開始決定を受けた。
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