どこから書いたものかと非常に悩ましい^^;

出来事はハッチポッチから含めて山ほどあんのに、ライブの結論がないから書けねえというこのスッキリしない感じ。
まあ、こういうの嫌いじゃないですw

個人ごとの話はとても収まらないので、ライブ全体の所感メイン。




ライブ全体の感想としては、「先の展開に欲が出る良いライブだった」
「もっとこう」とか、「アレが欲しい」とかって欲は出るけど、ライブそのものに不満はないよ。
凄く楽しかった。
JUNGOも保坂もおつかれさん。良いもの見せてもらいました。

まず前提として、僕はライブをチームスポーツだと思ってるわけです。
「ココ」っていう目標に向けて全員が意志を統一してそれぞれに与えられた仕事をきっちりこなしていくことで、セットリストに起承転結が生まれる。
それが「アイドルマスターのライブ」という物語になる。
そう思ってるわけです。

ぶっちゃけ、4thまでのライブって起承転結がないわけです。
「強いタレント37人集めたのであとはどうぞ」で丸投げされても物語なんてないんですよ。
エースで4番を9人マウンドに並べたら野球になるんですか
エースストライカーを11人ペナルティーエリアに並べたらサッカーになるんですか
ギターボーカル5人だけのバンドが成立するんですか
っていう話。

エースもいれば、中継ぎもいれば、クローザーもいれば、ディフェンダーがいればゴールキーパーもいる。
MVPって言われるのはそりゃ点取り屋かもしれないけど、点取り屋はそれ以外の選手の仕事がなければ役立たずよ。

後で話聞くと、JUNGOおじさんはシンデレラ5thでそこらへん揉まれまくったということらしいので、まあミリオンもその影響でいいライブが作れたんだろうなあ。

とりあえず簡単に各日について

[初日]
お手本のような構成。現状のミリオンだとこれが最適解の一つと言えるかもしれない。
「未来形ドリーマー」と「Eternal Harmony」で前掛かりにして「AIKANE」から3曲できっちりリズム作っての「教えてlast note...」と「花ざかりweekend」。
本当に理想的な流れ。この段階で、初日のライブがとんでもなく良いものになることを確信した。
僕が初日のライブに呼ばれたのは「教えてlast note...」を聞くためだった。
中盤も「Silent Joker」から始まってきっちりリズム作ってから「CAT CROSSING」で締め。
数曲入れ替えて中盤厚くするのも面白いけど、逆にこのぐらいだったから初日のエースストライカー北沢志保までのパス回しがスムーズだった可能性もある。
「To...」でこのみさんがきっちり道筋つくってから「瑠璃色金魚と花菖蒲」でズドン。最後に「ハミングバード」で終わり。
「アレも見たかった」の欲は出ても欠点がでないよなあ。
いいセットリスト。

MVPは最後をきっちり決めた期待の新人ストライカー南ちゃんと、ミリオンにやっと誕生した守護神こーりー。
それもこれも、セットリスト全体通して影に日向に支えたすーじーの働きあってこそ。
で、一番嬉しかったのはぴょん吉。自分でキメるのを止めて、ユニット曲の破壊力高めてソロに繋がる流れを作ってた。
ぴょんがその仕事をするのを待っていた。
ソロの破壊力不足っていう課題は出たものの、それを補って余りあるレベルでユニット曲での大車輪の活躍が大きい。
現状、この仕事をできる子が他に思いつかないので、しばらくはぴょんに頑張ってほしい。


[二日目]
前日は正統派だったのに、突然カンフー映画が始まった

「Fairy Taleじゃいられない」から始まって「Only One Second」でいきなりの最高潮。
スタートダッシュ型のアイマスライブを彷彿とさせる流れで、「これは花火大会で大勝だな」と思ったら、まさかまさかGKが一人もいないことにここで気づく^^;
「WE ARE ONE!」から「Border Line→→→♡」ととにかく前掛かりで攻めたけど、さすがに中盤で息切れ。
それでもライブが壊れなかったのは、「たんけんぼうけんハイホー隊」、「スポーツ!スポーツ!スポーツ!」、「ふわりずむ」、「スノウレター」がいい働きをしてくれたから。
後半もう一度「シャクネツのパレード」で立てなおし始めて「ロケットスター☆」で形にする。
前掛かりに攻め直して「スタートリップ」でズドン。
最後にGKいないのにPK戦挑んで「SING MY SONG」で勝利。

なんだこの戦術を置いてきたセットリストは^^;

MVPは要所要所を締めた、だれ?らじ組。一人だけというなら、開幕のお仕事を豪快に果たした駒形さん。
Machicoは最後の一線を死守する仕事を果たしていたけど、最後に美味しいとこだけかっさらうような猫の働きでは功労者とは言いたくないw
いい仕事です。ありがとう。



初日と二日目でこうも違うというか、そもそも二日目にメンツ足らなさすぎだろとなったのは、セットリスト作るうえでの制約が多すぎたね。
発注段階で、「ミリシタ登場ユニット+灼熱少女はオリジナルメンバー固定。ソロ曲はMS以外使用禁止。」という制約がついてしまったのが痛い。
初日で自由に動かせるメンバーが、もちょ、さっちゃん、恵子姉さま、あっちゃん、ゆうちゃ、いぶキング、戸田くんの7人。
二日目に至っては、愛美、ころあず、諏訪ちゃん、でんちゃんの4人。愛美ところあずなんてストライカーは移しようがないので、実質2人。

これでどうしろと。JUNGOおじさんよく頑張った。

アダルト組を初日でほぼ使い切ったのと、編成上もちょを初日におかざるを得なかったのが痛すぎる。最終ラインを構築できる人間と、自由にライブの空気弄れるのが二日目にいなくなってしまった。
せめて、たかみなだけでも二日目にいればもう少しちゃんと形にできたはずなんだが。




ただまあこれって、オリジナルメンバーって言葉に拘り過ぎた僕らの積み重ねでもあるよね。

オリジナルメンバーってね、一定の価値が最初から約束されているし、前提条件をはじめから共有してるから伝わりやすいのよ。
たださ、それって言い換えると決まりきったことを繰り返すだけなのよ。

アイマスはさ、最初からどの子も全部の曲を歌えるってのがいいのよ。
ミリシタだってさ、全員曲だけとはいえ歌い分けが用意されていて、Brand New Theaterをすべての組み合わせ見るには1400年必要なわけですよ。
何かに拘って大きな可能性見過ごすって凄い損だと思うんだ。
小さな願望から大きな願望まで全部叶う世界なんてどの時空にも存在しないよ。

今回のライブで、「Marionetteは眠らない」のすーじー、「Sentimental Venus」の恵子姉さま、「HOME, SWEET FRIENDSHIP」の稲川プロ、「Blue Symphony」の諏訪ちゃん。
ユニットに拘ったら絶対に見られなかった絶景だよ。
僕だって環Pだから、稲川さんにグッスリうたって欲しいなあと思わなかったわけじゃないけど、HOME, SWEET FRIENDSHIPをセンターで歌ったことに比すればそんな些事は気にならないよ。

オリジナルメンバーはCDで聞けるんだよ。
ミリシタで編成ボタン押したらすぐに見れるよ。

でもさ、オリジナル外に広がってる大きな可能性を全て遊びきるのはできないのよ。
ライブにしかない光景ってのがあって、その大きな要素は持ち歌以外の曲を歌うことだよ。


ファミソン8bitで伊織と千早が歌った蒼い鳥は名盤だよ。伊織のおかげで千早の深い部分が一つ見えるのよ。
Shiny Smileは響の持ち歌だけど元は春香と響のデュエットだよ。ライブでデュオを披露することなくShiny Smileは響がつかみ取ったのよ。
REM@STERシリーズはふざけているだけじゃないのよ。あれは大きな価値を持っているのよ。

花ざかりweekendにのり子
Melty Fantasiaに莉緒
昏き星に紗代子
Birth of Colorに恵美

僕がはっきり記憶しているだけでも、これはかなりの絶景だよ。
こんなのがまだまだゴロゴロしてるんだよ。


今回、5thでそういう制約系はほとんど消化したので、6thはほんとに自由にやってくれ。
他人のソロ曲歌うぐらい全然ありだよ。

で、それまでの間でミリシタには全曲歌い分けとステージ自由選択を実装してほしいな。

CDは、カバーアルバム出してくれ。
ASとシンデレラみてたらカバーアルバムがどんだけ面白いかわかるでしょ。
(僕は今回のライブで真壁瑞希はWANDSって天啓が降りてきたから瑞希にWANDS曲のリクエストするよ)

期待詰め込みすぎってのはわかってるけどさ、言わなきゃ叶わないのよ。
言うだけタダなのよ。
前向きな要望はどんどん出していこう。
みんなも、カバーアルバム出してくれってアンケートに書こう。

ミリオンのライブ終わった後に、「次はあれが見たい」「次はこれをやってほしい」って前向きな欲が出てくるの凄く楽しいよ。


良いライブだった。