2018-05-30 大学生になって良かった
授業中にスマホが使える喜びよ
大学生になった娘がしみじみと言った。
「大学の授業って楽しい! スマホが授業中に使えるようになって、本当良かった!」
娘いわく、授業中にスマホ使えると、使えないとでは、授業中の大変さが全然違うんだそうだ。その大変さがなくなったので、授業を楽しめているという。では、どういうことが楽になったのかと話を聞いてみると、なるほど、さりげなく大学側も配慮をしているし、それは、特性がない子たちにとってもいいことなんじゃないかと。
で、娘が思った、大学の授業でなにがどう助かっているか。
- 資料をスマホで見られる。
全部の授業ではないが、eラーニングを推進しようと、先に授業中に使う資料をWebのサイトで公開している。それをスマホにダウンロードして、一度読んでおくと授業の流れが理解できて楽だ。授業中、スクリーンに映っている資料が見えにくくても、スマホでわかりにくい部分を拡大して確認すればいい。先にプリントアウトして、書きこみしてもいい。板書を写すことに焦らなくていいので、本当に楽になった。
- スマホで授業を録音をする。
講義が多い授業は、スマホでほぼ録音している。録音していれば、聞き逃した部分を後から振り返って、まとめられる。録音ができなかったら、メモをするだけで授業を理解できなかっただろう。また、講義がおもしろい授業は、聞きなおすと、いろいろと発見がある。
- 休憩時間がある。
授業によってだが、1か所はインターバルを作ってくれるところがある。休憩してもいいし、隣の子にわからなかったことを聞いたり、メモが正しかったか確認したり、それを設けてくれることで、楽になった。授業の時間が長いのは大変だが、一瞬でも止まれる時間があるのは助かる。
娘にとっては、この程度でも、ものすごい楽になったそうだ。
「スマホを授業中も使っていいよとなるだけで、こんなに楽になるとは自分でも予想していなかったんだけど。もう、高校のころから、使わせてくれたら、どれだけ楽だったのか」
教育機関に「合理的な配慮」が義務付けられたと言っても、まだどのぐらい配慮がされているか、その措置でどのくらいの子たちが助かったのか、手ごたえはあまりないんじゃないかと思うが、娘はスマホひとつでそんなに感激することなのかと思うぐらい、喜んでる。
というわけで、先生たちには、授業中もスマホOKを、ぜひ、検討してもらいたいなと思った。