他社の商標「艦娘」、宣伝番組で誤って使用 「アズレン」運営が謝罪

» 2018年06月04日 07時04分 公開
[ITmedia]

 艦船擬人化ゲーム「アズールレーン」を運営するYostarは6月3日、同ゲームの公式Web番組などで、DMM GAMESが商標を持つ「艦娘」(かんむす)など他社の登録商標を誤って使用していたとし、謝罪文をWebサイトに掲載した。「チェックミスが原因」としている。

画像 Yostarの「お詫び」より

 「艦娘」を使用していたのは、AbemaTVで5月27日に放送し、その後タイムシフト・オンデマンド配信したWeb番組「アズレンTV」内。一部の画像素材に「艦娘」と記載していた。27日夜に同社スタッフが問題を見つけ、28日に修正。30日までに配信動画の修正を完了した。

 DMM GAMESは5月31日、「艦娘」というワードが、他社ゲームの宣伝・告知の中で使われていることを確認したとの声明を5月31日に発表していた

 また、艦船擬人化ゲーム「戦艦少女R」を開発・配信するmoe fantasyの商標「戦艦少女R」に酷似した「戦艦少女」という記載も、一部Web広告の素材で使用していたという。配信中の広告を調査し、問題のある広告の配信は6月2日までに差し止めたとしている。

 同社によると、問題の原因は「監修時のチェックミス」。他社の商標は使わないよう努めていたが、運営体制の変更などで今回の事態が発生したという。「スタッフにおける商標法の順守などに関するコンプライアンスに関する意識が徹底されていないことも認識している」とし、担当者に注意するとともに、社内にて関連法規の周知を徹底するとしている。

 また、「外部制作の広告素材に対して担当者による二重チェックの体制が十分機能していなかった」とし、広告素材のチェック体制の徹底と、作成・確認時のチェックリストの作成を行って再発防止に努めるとしている。

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