漂泊のバイト3万人 細る農村の助っ人に
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社会
2018/6/3 15:38
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日本経済新聞 電子版
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 細る日本の農業に思わぬところから助っ人が現れた。都会での生活になじめず、将来に惑う20代、30代が全国の農村を渡り歩く。様々な事情を抱えながら人手不足の現場を支える「農業バイト」の数は3万人とも言われる。(山田薫)

 切り開かれた山間に、背丈ほどの樹木が列になって約800本並んでいる。愛媛県の最南端、愛南町にある松本洋さん(56)のミカン畑。1.2ヘクタールの廃園を買い取って造成し、特産の河内晩柑…

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